MotoGP最終戦バレンシアFP1:ヤマハ勢好調、クアルタラロが首位発進。マルケス3番手
MotoGP最終戦バレンシアGPのフリー走行1回目がサーキット・リカルド・トルモで行われ、ペトロナス・ヤマハのファビオ・クアルタラロがトップタイムをマークした。
写真:: Gold and Goose / Motorsport Images
MotoGP2019年シーズンの最終戦バレンシアGPのフリー走行1回目が行われ、ペトロナス・ヤマハSRTのファビオ・クアルタラロがトップタイムをマークした。
ホルヘ・ロレンソ(レプソル・ホンダ)の引退発表という衝撃的な幕開けとなったバレンシアGP。ロレンソはラストレース最初のセッションを、客席に手を振りながら出走した。
サーキット・リカルド・トルモは日差しに恵まれたものの、気温11℃、路面温度9度と非常に低温のコンディションでセッションが開始された。
開始から10分も立たない内にアクシデント発生。ワイルドカード参戦のミケーレ・ピッロ(ドゥカティ)のマシンが走行中に火を吹いて炎上。ピッロは慌ててマシンをグラベルに倒すと、マシンは消火作業を受け、消火剤まみれとなってしまった。
10分が経過したタイミングで、トップタイムをマークしたのはマルク・マルケス(レプソル・ホンダ)。マルケスが1分31秒655をマークし、マーベリック・ビニャーレス(ヤマハ)、ダニーロ・ペトルッチ(ドゥカティ)がそこに続いた。
そこから間を開けずにバレンティーノ・ロッシ(ヤマハ)、ファビオ・クアルタラロ、フランコ・モルビデリ(ペトロナス・ヤマハSRT)がタイムを上げて3番手〜5番手にまで並ぶなど、序盤はヤマハ勢が上位を占めた。
残り20分、ターン10でカレル・アブラハム(アビンティア)がクラッシュ。自力でコースを後にした。
ロレンソの引退によって、その後任候補最有力として注目されるヨハン・ザルコ(LCRホンダ)は、ひとまず今回がホンダでのラストレース。残り18分頃には1分32秒512で10番手タイムを記録した。
その後タイムシートに大きな動きの無いまま残り時間は少なくなっていった。
FP1も終了まで5分となると、ほぼすべてのライダーが再びコースイン。ロッシもその中でアタックに入っていたが、ターン4で転倒を喫してしまい、タイム更新はならなかった。
その裏ではジャック・ミラー(プラマック)が1分31秒787で3番手にジャンプアップ。しかし即座にクアルタラロが1分31秒595でこれを上回った。だがミラーは連続アタックを行うと、1分31秒512までタイムを更新。トップタイムを塗り替えてきた。
セッション残り時間が1分を切った段階で、各ライダーはラストアタックに突入。中でもクアルタラロが最速タイムを刻み、1分31秒455をマークしてトップに立つと、セッションは終了となった。2番手にはミラー、3番手にはマルケスが並んだ。またヤマハ勢はビニャーレス、モルビデリが4、5番手に並ぶなど、ここ数戦の好調さをキープしているようだ。
ザルコは最終的に13番手。チームメイトのカル・クラッチローの15番手を上回っている。なおロレンソは、最終的に18番手タイムでFP1を終えている。
負傷により欠場のミゲル・オリベイラ(テック3・KTM)の代役としてMotoGPデビューを果たしたイケル・レクオナは、最後尾23番手タイムでMotoGP初走行を終えた。
【リザルト】MotoGP最終戦バレンシアGP フリー走行1回目
順位 | ライダー | 周回数 | タイム | 差 | 前車との差 | 平均速度 |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | ファビオ クアルタラロ | 24 | 1'31.455 | 157.651 | ||
2 | ジャック ミラー | 19 | 1'31.512 | 0.057 | 0.057 | 157.553 |
3 | マルク マルケス | 23 | 1'31.532 | 0.077 | 0.020 | 157.518 |
4 | マーベリック ビニャーレス | 23 | 1'31.595 | 0.140 | 0.063 | 157.410 |
5 | フランコ モルビデリ | 21 | 1'31.658 | 0.203 | 0.063 | 157.302 |
6 | ジョアン ミル | 21 | 1'31.794 | 0.339 | 0.136 | 157.069 |
フルリザルトを見る |
Be part of Motorsport community
Join the conversationShare Or Save This Story
Subscribe and access Motorsport.com with your ad-blocker.
フォーミュラ 1 から MotoGP まで、私たちはパドックから直接報告します。あなたと同じように私たちのスポーツが大好きだからです。 専門的なジャーナリズムを提供し続けるために、当社のウェブサイトでは広告を使用しています。 それでも、広告なしのウェブサイトをお楽しみいただき、引き続き広告ブロッカーをご利用いただける機会を提供したいと考えています。
Top Comments