MotoGP最終戦バレンシアFP3:クアルタラロが首位譲らず。マルケス2番手で追う
MotoGP最終戦バレンシアGPのフリー走行3回目が行われ、ファビオ・クアルタラロがトップタイムをマーク。ヤマハ勢は4人がトップ6に入った。
写真:: Gold and Goose / Motorsport Images
MotoGP最終戦バレンシアGPのフリー走行3回目が行われ、ペトロナス・ヤマハSRTのファビオ・クアルタラロがトップタイムをマークした。
リカルド・トルモ・サーキット上空は晴れているもの、気温10度、路面温度8度と非常に低温なコンディションでセッションが開始された。
開始から各ライダーが早速コースイン。少し遅れてホルヘ・ロレンソ(レプソル・ホンダ)もコースへ向かった。
コース上ではマルク・マルケス(レプソル・ホンダ)が序盤からハイペースで走行し、1分30秒898を記録してトップタイムとした。
なお、初日はファビオ・クアルタラロが記録した1分30秒735が総合トップタイムとなっている。
開始から15分、まだペースを上げるライダーは多くない状態だったが、アレイシ・エスパルガロ(アプリリア)がターン4で転倒。マシンが大きく破損し、ピットへ戻らざるを得なかった。アビンティアのティト・ラバトもバランスを崩すシーンが見られたが、彼はクラッシュを免れた。
セッションが折返しを迎えようという頃、カル・クラッチロー(LCRホンダ)もターン10でフロントタイヤが切れ込み、転倒を喫してしまった。なおターン10では初日も転倒者が出ている。
しばらくアタックラップが行われない時間が続くが、残り7分程となると一度ピットへと戻っていたライダー達も再度コースイン。予選Q2への直接進出に向けてアタックへ入った。
しかしピットロード出口でアクシデントが発生。フランチェスコ・バニャイヤ(プラマック)がクラッシュし、コースでうずくまってしまうと、一時的にイエローフラッグが掲示された。またコース上ではアレイシ・エスパルガロがこのセッション2回目の転倒を喫した。
コース上ではいよいよアタック合戦が開始され……ロッシが1分30秒630で一気にトップタイムを塗り替えた。しかしライバルも続々とアタックに入っており、ジャック・ミラー(プラマック)が1分30秒543をマークしてロッシのトップタイムを更新した。
さらに、ここでもクアルタラロが速さを見せた。1分30秒232と大きくタイムを縮めてトップに浮上してきた。
セッション残り1分を切る頃、鳴りを潜めていたマルケスもアタックに入ると、1分30秒456を記録して2番手につけた。
程なくしてセッションは終了。FP3トップタイムは初日に引き続きクアルタラロとなった。2番手はマルケス、3番手はミラーだ。
またロッシ、フランコ・モルビデリ(ペトロナス・ヤマハSRT)、マーベリック・ビニャーレス(ヤマハ)が4〜6番手に並んでおり、ヤマハ勢は全体として良いパフォーマンスを示した。
今戦が引退試合となるロレンソは最終的に14番手タイム。Q1からの予選となった。また中上貴晶の代役として参戦しているヨハン・ザルコ(LCRホンダ)も13番手となり、Q2直接進出はならなかった。
【リザルト】MotoGP最終戦バレンシアGP フリー走行3回目
順位 | ライダー | 周回数 | タイム | 差 | 前車との差 | 平均速度 |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | ファビオ クアルタラロ | 20 | 1'30.232 | 159.788 | ||
2 | マルク マルケス | 22 | 1'30.456 | 0.224 | 0.224 | 159.392 |
3 | ジャック ミラー | 19 | 1'30.543 | 0.311 | 0.087 | 159.239 |
4 | バレンティーノ ロッシ | 22 | 1'30.630 | 0.398 | 0.087 | 159.086 |
5 | フランコ モルビデリ | 22 | 1'30.723 | 0.491 | 0.093 | 158.923 |
6 | マーベリック ビニャーレス | 20 | 1'30.735 | 0.503 | 0.012 | 158.902 |
フルリザルトを見る |
Be part of Motorsport community
Join the conversationShare Or Save This Story
Subscribe and access Motorsport.com with your ad-blocker.
フォーミュラ 1 から MotoGP まで、私たちはパドックから直接報告します。あなたと同じように私たちのスポーツが大好きだからです。 専門的なジャーナリズムを提供し続けるために、当社のウェブサイトでは広告を使用しています。 それでも、広告なしのウェブサイトをお楽しみいただき、引き続き広告ブロッカーをご利用いただける機会を提供したいと考えています。
Top Comments