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MotoGPスペイン決勝:クアルタラロ、初優勝はポールトゥウィン! マルケス追い上げも転倒

MotoGP第2戦スペインGPの決勝レースがヘレス・サーキットで行なわれ、ファビオ・クアルタラロがポールトゥウィンでキャリア初優勝を挙げた。

Fabio Quartararo, Petronas Yamaha SRT

写真:: Gold and Goose / Motorsport Images

 MotoGP第2戦スペインGPの最高峰クラス決勝レースがヘレス・サーキットで行なわれ、ペトロナス・ヤマハSRTのファビオ・クアルタラロがポールトゥウィンでキャリア初優勝を挙げた。

 開幕戦カタールGPが中止となったため、MotoGPクラスにとって実質的に開幕戦となった第2戦スペインGP。昨年11月のバレンシアGP以来約8ヵ月振りのレースに20名のライダーが挑んだ。なおアレックス・リンス(スズキ)と、カル・クラッチロー(LCRホンダ)は転倒による負傷でレースを欠場することになった。

 予選ではクアルタラロがレコードを更新する走りでポールポジションを獲得。マーベリック・ビニャーレス(ヤマハ)が続き、3番手マルク・マルケス(レプソル・ホンダ)までがフロントロウに詰めた。日本の中上貴晶(LCRホンダ)は13番グリッドからのスタートだ。

 スタートでは2番手スタートのビニャーレスがホールショットを奪いトップに浮上。マルケスも良いスタートでそれを追い2番手で続いた。クアルタラロは若干スタートで出遅れ5番手だ。

 各ライダーのタイヤ選択だが、前後ソフトを選んだビニャーレスとロッシ以外は全員がハード/ソフトの組み合わせとなった。

 オープニングラップを終えての並びはビニャーレス、マルケス、ジャック・ミラー(プラマック)のトップ3。ただビニャーレスとマルケスは、2周目から後方のライダーたちを引き離しにかかった。なお中上はスタートでポジションを落としてしまい、17番手となった。

 マルケスはビニャーレスの逃げを許さず、2周目からすでにチャージをかけ始めた。そして3周目にはオーバーテイクし、そのままペースを上げてビニャーレスを引き離しにかかった。

 だがマルケスは4周目のターン4でバランスを崩してしまった。彼は転倒こそ回避したものの、そのままコースアウト。一気にポジションを16番手まで落としてしまった。

 これでトップはビニャーレスとなり、0.9秒ほどの差を付けて2番手以下にクアルタラロ、ミラーが続いた。

 しかしビニャーレスは、8周目ターン6のブレーキングで止まりきれず、後続とのギャップは消滅。クアルタラロがビニャーレスの背後から前を伺う展開となった。

 そして9周目、再びビニャーレスが最終コーナーのブレーキングで止まりきれずに膨らんだ隙を逃さず、クアルタラロがトップ、ミラーが2番手に浮上した。

 クアルタラロは先頭に立つとペースを上げてプッシュ。レース半分の13周を消化すると、2番手のミラーに対して1秒以上の差を築き上げた。

 その後もクアルタラロはタイムを落とさずハイペースで周回。残り10周で2番手ミラーに対し3秒の差をつけた。

 また序盤にコースオフしたことでポジションを大きく落としたマルケスだが、1周ごとにライバルをちぎっては投げちぎっては投げの追い上げをみせ、7番手にまで浮上。4位争いの集団に加わった。

 マルケスは周囲よりも1秒近く速いハイペースを刻み続け、残り8周で6番手に浮上。そのままポル・エスパルガロ(KTM)にも襲いかかり5番手と更にポジションを上げた。

 さらに残り7周の最終コーナーではマルケスが4番手アンドレア・ドヴィツィオーゾ(ドゥカティ)も軽々と処理。前を行く3番手ミラーとの差はわずか0.4秒と既に射程圏内に入った。

 そして残り5周、ついにマルケスはミラーを捉え、最終コーナーでオーバーテイク。16番手から表彰台圏内へと舞い戻った。

 残り4周、マルケスがついにビニャーレスも捉えたかと思われたその瞬間、ターン4でハイサイドを起こしクラッシュ。劇的な追走劇はここで終了してしまった。なおマルケスは自力で立ち上がったが右腕を痛めているようで、担架に載せられてメディカルセンターへと運ばれた。

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 そしてレースはクアルタラロ、ビニャーレス、ドヴィツィオーゾという並びでラストラップに突入。

 クアルタラロは後続に約5秒の差をつけた独走体制のままトップでチェッカーを受け、MotoGP2年目にしてポール・トゥ・ウィンでキャリア初優勝を挙げた。2位はビニャーレス、3位はドヴィツィオーゾだ。

 クアルタラロはマシンの上で初優勝の喜びを全身で表現。パルクフェルメでは歓喜に湧くチームスタッフに迎えられた。

 中上は最終的に10位でフィニッシュ。ポイントを持ち帰った。またバレンティーノ・ロッシ(ヤマハ)は残念ながらリタイアに終わった。

 

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順位 ライダー 周回数 タイム 前車との差 平均速度 ポイント
1 France ファビオ クアルタラロ 25 -       25
2 Spain マーベリック ビニャーレス 25 4.603 4.603 4.603   20
3 Italy アンドレア ドヴィツィオーゾ 25 5.946 5.946 1.343   16
4 Australia ジャック ミラー 25 6.668 6.668 0.722   13
5 Italy フランコ モルビデリ 25 6.844 6.844 0.176   11
6 Spain ポル エスパルガロ 25 6.938 6.938 0.094   10
7 Italy フランチェスコ バニャイヤ 25 13.027 13.027 6.089   9
8 Portugal ミゲル オリベイラ 25 13.441 13.441 0.414   8
9 Italy ダニーロ ペトルッチ 25 19.651 19.651 6.210   7
10 Japan 中上 貴晶 25 21.553 21.553 1.902   6

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