好調の中上貴晶、初日3番手に手応え。2019年型RC213Vの馬力向上も助けに
MotoGP第5戦オーストリアGP初日を3番手と、中上貴晶は好調な走り出しを見せた。彼は2019年型マシンはエンジンパワーの面で改善されていることが助けになっていると語った。
Takaaki Nakagami, Team LCR Honda
Gold and Goose / Motorsport Images
MotoGP第5戦オーストリアGPの初日走行がレッドブルリンクで行なわれると、LCRホンダの中上貴晶はFP1で3番手タイムを記録。ここ数戦の好調さを維持していた。
中上は第3戦アンダルシアGPからマルク・マルケス(レプソル・ホンダ)のライディングを取り入れ、それが速さに繋がっているとこれまでに語ってきた。
ただレッドブルリンクにおいてはマルケススタイル以外にも、2019年型RC213Vの馬力アップが助けになっているようだ。
「特別なことはないと思いますが、まず僕はこのトラックが好きですからね」
好調の続く中上は、マルケススタイルへのさらなる適応が効果を発揮しているのかと訊かれると、そう答えた。実際、中上は昨年のオーストリアGPで予選自己ベストの6番手を獲得している。
「それから特に(今年使っている)2019年型のバイクはより馬力があって、(去年と比べて)トップスピードをより得られています。始めてカル(クラッチロー/チームメイト)にトップスピードで勝ちました」
「これまではカルと比較してもトップスピードでは負けていましたし、ひとりぼっちだとすら感じていました」
「このトップスピードはとても良いモノですし、セクター1では失っているところもほとんどありません。これはレースに向けて良い兆しです」
「去年、僕は2018年型のマシンを使っていましたが、馬力は2019年型より劣っていて、レース中は苦戦していました。ですが今は問題なく思えます」
「マシンは初めから機能していますし、いい感じです。ラップタイムを出すのも楽なんです」
ただ、気になるのは現地の天候だ。FP2でも雨が降っていたが、2日目以降も天候の崩れが予報されており、中上もその点を気にしていかなければならないと述べた。
「天気の状態については心配しています。予報は常に変化しているので、どのコンディションに向けても準備を進める必要がありますね」
「今日の3番手は悪くありませんし、満足しています。明日に向けて準備を進めていて、いいポジションを争う準備はできています」
Additional reporting from Gerald Dirnbeck
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