MotoGPサンマリノFP3:ロッシ“41歳”、地元戦でトップタイム! ヤマハ勢がトップ3に並ぶ。
MotoGP第7戦サンマリノGPのフリー走行3回目が行なわれ、ヤマハのバレンティーノ・ロッシがトップタイムをマークした。

ミサノ・サーキットでMotoGP第7戦サンマリノGPのフリー走行3回目が行なわれ、ヤマハのバレンティーノ・ロッシがトップタイムをマークした。
2020年シーズン初めての有観客での開催となったサンマリノGP。予選組分けを決するFP3も前日から変わらない快晴のもと、セッションが開始された。
なお前戦スティリアGP後に右腕の腕上がりの症状を緩和するために手術を受けたカル・クラッチロー(LCRホンダ)は、初日こそ走行したものの、経過が芳しくないことからメディカルチェックで不適格とされ、今週末の出走は見合わせることになった。
サンマリノGPはここまで、ヤマハ勢が好調を示してきた。FP3でもそれは変わらないようで、セッション序盤からファビオ・クアルタラロ(ペトロナス・ヤマハSRT)、マーベリック・ビニャーレス(ヤマハ)、フランコ・モルビデリ(ペトロナス・ヤマハSRT)がトップ3に並んだ。
各ライダーがピットインを挟みながら走行を続けていくが、今回は前後タイヤのチョイスにかなりばらつきがある状況だ。
セッション中盤はタイム更新も鳴りを潜め、終盤のアタックに向けての準備が続いた。
セッション残り14分を切った頃、初日に好調な走りを見せていたイケル・レクオナ(テック3・KTM)がターン15でクラッシュ。マシンはダメージを受けてしまった。
残り時間が10分となると、タイムにも動きが。ジャック・ミラー(プラマック)がアタックに入り、1分32秒129をマーク。総合トップタイムを塗り替えた。
これを皮切りにタイム更新が連続。骨折からの復帰戦となるフランチェスコ・バニャイヤ(プラマック)が総合4番手に食い込んできた。
初日は新路面のバンプに苦戦していたという中上貴晶(LCRホンダ)も1分32秒630まで縮め、総合8番手。Q2直接進出圏内に顔を出した。
タイムアタックは残り3分でさらに加速。ただポル・エスパルガロ(KTM)はこの時間になってクラッシュを喫したことで、FP3でのタイム更新は叶わなくなってしまった。
残り2分、クアルタラロが1分31秒961をマークし、トップタイムを更新。
それを上回ってきたのは、ビニャーレス。1分31秒936とわずかながらクアルタラロを超え、トップに立った。
なかなかそれを超えるライダーは表れず、そのままビニャーレスがトップタイムでセッションを終えるかと思われたが、チェッカー後の計測でバレンティーノ・ロッシが1分31秒861までタイムを短縮。地元戦に集まったファンに報いる、総合トップタイムを獲得してFP3を終えた。
総合2番手にはビニャーレス、3番手にはクアルタラロが並び、ヤマハが好調さを示すセッションとなった。
中上は最後のアタックでタイムを伸ばすことができず、総合13番手。予選はQ1からの参加となった。
Q2への直接進出が決定した総合トップ10は以下の通り。
ロッシ、ビニャーレス、クアルタラロ、ミラー、アレックス・リンス(スズキ)、ミル、バニャイヤ、ヨハン・ザルコ(アビンティア)、モルビデリ、アンドレア・ドヴィツィオーゾ(ドゥカティ)。
順位 | ライダー | 周回数 | タイム | 差 | 前車との差 | 平均速度 |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | |
21 | 1'31.861 | 165.693 | ||
2 | |
20 | 1'31.936 | 0.075 | 0.075 | 165.558 |
3 | |
20 | 1'31.961 | 0.100 | 0.025 | 165.513 |
4 | |
16 | 1'32.129 | 0.268 | 0.168 | 165.211 |
5 | |
21 | 1'32.206 | 0.345 | 0.077 | 165.073 |
6 | |
20 | 1'32.238 | 0.377 | 0.032 | 165.016 |
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