MotoGP参戦のCryptoDATA RNF MotoGP Team、2024年の出場が不可能に。MotoGP選考委員会が声明発表
MotoGP関係者によって構成される選考委員会は、CryptoDATA RNF MotoGP Teamを2024年のMotoGP参戦チームに選出しないことを決定した。
11月27日(月)、国際モーターサイクリズム連盟(FIM)、国際ロードレーシングチーム協会(IRTA)、ドルナ・スポーツの代表者によって構成されるMotoGP選考委員会は、2024年の参戦チームとしてCryptoDATA RNF MotoGP Teamを選出しないことを決定した。
27日に発表された声明でMotoGP選考委員会は、RNFが「MotoGPの公共的なのイメージに影響を与える、度重なる違反や参加協定違反を繰り返して来たこと」から、今回の決断を余儀なくされたと説明した。
今回の決定により、2024年に同チームはMotoGPへ出場することができなくなる。
なおMotoGP選考委員会は「2024年シーズンにアプリリアのマシンを使用して参戦するインディペンデントチームの申請を審査することになる」と付け加えている。
RNFは2021年に石油大手のペトロナスとセパン・レーシング・チーム(SRT)がMotoGPから撤退したことを受け、同チームを率いていたラズラン・ラザリが引き継いで立ち上げたチーム。最近になりCryptoDATAに関連した財政問題の噂がRNFにつきまとうようになり、来シーズンの参戦が危うくなっているという報道も見られた。
25日にはチーム側が財政難などの噂を全て否定する声明を発表。買収の提案があったことを認めつつもすでに拒否する決定が下されたと主張した矢先に、MotoGP選考委員会が前述の発表を行なったという形だ。
MotoGPは26日に今シーズン最終戦バレンシアGPが終了したばかり。この後28日からはポストシーズンテストが行なわれる予定であり、各チームともそのテストに向けて準備を進めている。
RNFとアプリリアは、現時点ではこのMotoGP選考委員会の声明に関するコメントを発表していない。
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