最少人数1600人で開催検討中。MotoGP、再開に向けコロナ検査キットも確保へ
シーズン再開を目指しているMotoGPは、パドックへ入ることのできるスタッフ数の想定を概説し、新型コロナウイルスの検査キットを1万個確保することを検討をしている。

2020年のMotoGPは開幕から11戦の中止、もしくは延期が決定。シーズンの再開は早くとも7月末以降となっている。
29日(水)、MotoGPと国際モーターサイクリズム連盟(FIM)は、オランダGP、ドイツGP、フィンランドGPの3戦を正式に中止すると発表している。
ただ、MotoGPのプロモーターであるドルナ・スポーツCEOのカルメロ・エスペレータは、7月末、もしくは8月からシーズンを再開することについて楽観視しており、ヨーロッパを中心に10〜12戦を行なえることを期待していると語っていた。
それらのレースは無観客で実施されると考えられている。そして、レースに帯同するチームスタッフの人数も最小限に抑えることになると見られている。
エスペレータCEOが明かしたところによると、MotoGP及びMoto2、Moto3各チームとはスタッフ数に関しては既に合意形成が済んでいるという。
「我々はチームと話し合い、MotoGPのファクトリーチームは40名、サテライトチームは25名、Moto2が20名、Moto3が15名という最大人数の合意に達した」
エスペレータCEOはそう語る。
「そしてもちろん、テレビ放送を作るスタッフも存在する。これらすべてのクルー、そしてレースを組織するドルナから最小限の人員が出席する」
「そうすると、我々は大体だが1600人という数になる。これでMotoGPファミリーを制御できる可能性がある」
「残念ながら現時点ではメディア、そしてテレビ局のスタッフは含まれていない。だが何人かのフォトグラファーが全員に画像を提供するかもしれない」
またエスペレータCEOは、ドルナの親会社であるブリッジポイントが新型コロナウイルスの検査キットを1万セット購入する事を検討していると明かした。
「我々はブリッジポイントと合意した、1万セットのコロナウイルス検査キットを入手することに取り組んでいる」
「それから我々がやっている事は、プロトコルを作ることだ。パドックで働いているスタッフの人数が限られていても、輸送や宿泊、ホスピタリティに関して様々な状況を考慮し、レースが無観客でどのように行なわれるかを確認するためにドルナは取り組んでいる」
「そして全員が家を出る前に検査を受け、サーキットに着いた時に検査を受け、戻った時にも検査を受けることになるだろう」
「これが今のアイデアだ。我々はブリッジポイントグループの会社と協力し、検査キット1万個を手に入れるために動いている」
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