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エスパルガロの大クラッシュ受け、MotoGPライダーから安全対策に批判噴出。マルケス「エアフェンスがないなんて!」

ポル・エスパルガロの激しいクラッシュを受け、多くのMotoGPライダーがアルガルヴェ・サーキットの安全性について懸念を示している。

Pol Espargaro, Tech3 GASGAS Factory Racing crash

写真:: Gold and Goose / Motorsport Images

 ポル・エスパルガロ(GASGAS)がMotoGP開幕戦ポルトガルGPのFP2で激しくクラッシュしたことを受けて、MotoGPライダーたちはサーキットの安全性に懸念を示している。

 エスパルガロはFP2の後半にターン10でハイサイドを起こし、バイクから振り落とされたエスパルガロはグラベルでほとんど減速できないまま、バリアに激突した。

 コースサイドで医療スタッフによる治療を受けた後、エスパルガロは救急車に乗せられてメディカルセンターへ運ばれ、その後ヘリコプターでファロ近郊の病院に搬送された。

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 MotoGPの医師であるアンヘル・シャルテは、エスパルガロが神経学的には問題ないとしたものの、後に肺挫傷、顎や脊椎に骨折を負っていることが明らかとなった。

 エスパルガロのクラッシュの前にも、2021年にはプラマックのホルヘ・マルティンが複数の怪我を負っている。ポルトガルでは、2年の間に2度目の大きなインシデントが発生しているのだ。

 また、プレシーズンテストでもグレシーニのファビオ・ディ・ジャンアントニオがクラッシュを喫して脳震盪を起こしている。彼は、アルガルヴェの”壁”のように固いグラベルがその原因だとコメントしていた。

 以前からこのグラベルを問題視していたフランチェスコ・バニャイヤ(ドゥカティ)は、問題が解決されていれば、今回のエスパルガロの事故も避けられたのではないかと語った。

「このグラベルがなければ、赤旗にはならなかったと思う。ヘビーなクラッシュだったけど、ポルがグラベルに入った時、加速したようにも見えたから(グラベルに問題がなければ)それほど大きくはならなかったはずなんだ」

「そこはエアフェンスが小さくなっているか、無いところだったと思う。僕たちは4年前からこのサーキットの安全対策を変更するように求めている。初めてここに来た時、僕のチームはグラベルの写真を(前FIMセーフティオフィサー)フランコ・ウンチーニに送っているんだ。大きすぎたからね」

「(グラベルは)普通ではなかったんだ。昨年、僕が(クラッシュした後)グラベルを持ち帰った時は、みんな笑っていたよ」

「マルティンのクラッシュで問題があることは簡単に理解できたのに、ジャンアントニオの事故が起こった時点で何も変わっていなかった。それでもすでに遅すぎたんだ」

Gravel, track, circuit

Gravel, track, circuit

Photo by: Gold and Goose / Motorsport Images

 ターン10のタイヤバリアの前にエアフェンスがないことも判明し、レプソル・ホンダの両ライダーは怒りを露わにした。

 マルク・マルケスは「あそこにはエアフェンスを設置する必要がある」と語った。

「僕はバイクが彼(エスパルガロ)にぶつかったと思った。だから、明日にはエアフェンスを設置する必要があるんだ。来年ではなく、明日だ」

 チームメイトのジョアン・ミルもマルケスのコメントに賛同しつつ、必要な安全対策を整えるのはライダーの仕事だとは思っていないと指摘する。

「今日ポルに起こったことは……彼が元気であることを願うけど、エアフェンスがないのは信じられないことだ」

「コース上の危険な場所を考えるのは僕の仕事じゃないんだ。こういうことの責任者が、ランオフエリアの広さが十分ではないことを認識して、そこにエアフェンスを設置する必要がある。危険な場所なんだから、こういうことが起こるのを待つことはできない」

「(マルケスの意見に)賛成だ。ライダーとして色々と考えて(安全性について)何か言えるかもしれないが、実際のところそれは僕らの仕事じゃないんだ。僕らの仕事は、時速350kmでMotoGPバイクを走らせ、他のライダーを倒すことだ」

「それが僕の仕事だ。安全性について考えることじゃない。安全委員会では、金曜日や過去に起こったことについて、いくつかの意見を述べる。でも、そのことに100%集中することはできない。ポルが壁にぶつかって、そこにエアフェンスがなかったのを見たとき、僕は驚いたよ」

 安全性に関して、率直な意見を述べることが多いアレイシ・エスパルガロ(アプリリア)は、現時点では怒っていないと言い、次のように付け加えた。

「誰かを非難する時間はあるだろうが、今は(弟のことを)少し心配している」

Additional reporting German Garcia Casanova and Oriol Puigdemont

 
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