MotoGPライダー達がロッシ引退にコメント。ビニャーレス「ひとつの時代が終わる」

2021年の最終戦となるバレンシアで、ついに現役最後のレースを迎えるバレンティーノ・ロッシに対し、MotoGPライダー達がそれぞれの想いを語り合った。その中でマーベリック・ビニャーレスは“ひとつの時代が終わった”と述べた。

MotoGPライダー達がロッシ引退にコメント。ビニャーレス「ひとつの時代が終わる」

 ペトロナス・ヤマハSRTのバレンティーノ・ロッシは1996年に125㏄クラスで世界選手権にデビューを果たすと、その後26年にも及ぶキャリアを歩んできた。そして、2021年シーズン最終戦バレンシアGPで432回目のレースを迎える。

 現役最後のレースを前に各MotoGPライダー達がロッシに対する想いを語った。

 アプリリアのマーベリック・ビニャーレスは2017年から2020年にかけて、ヤマハのファクトリーチームでコンビを組んだ仲でもある。ビニャーレスはロッシのキャリアの終わりが来たことに“受け入れがたい”とし、以下のように語った。

「正直言って、僕がMotoGPを見始めた時はすでに“バレンティーノ時代”だった」

「そう、だから僕は彼をアイドルとして見て育ってきたんだ。彼とチームを共にできたことや、戦えたことは本当に素晴らしいことだった」

「彼は僕の初めての(MotoGPクラスでの)対戦相手だった。そして自分のアイドルがすぐそばにいることは良いことだったね。特に彼を倒さなければならないことは、僕の初めてのアイドルということを考えるとなおさらだ」

「だから本当に素晴らしかったよ。楽しかったし、多くのことを学んだ。沢山の良い思い出があり、言い表すのは難しいけど、これでひとつの時代が終わる。僕だけじゃなく、みんなもそうだと思うけど、バレンティーノがトラックにいないことはとても違和感がある」

「ともかく、時間が経つのは早いものだ。最後に思うことは彼をパドックで多く見たいことかな。彼を見ることは良いことだし、話をしたり、一緒に過ごす時間は嬉しいことだ」

「いつだって自分のアイドルと過ごす時間は良いものさ。そして良い人でもあるしね」

 またチームメイトを努めたことでロッシから学んだことについて、ビニャーレスは次のように述べた。

「彼の持つ冷静さは重要だ」

「僕はとても感情的だったけど、彼はとても落ち着いていた。だから僕は落ち着くことを学んだ。これは重要なことだよ。冷静であることを学び、コース上では少し話すようになった」

 ロッシの現在のチームメイトであるアンドレア・ドヴィツィオーゾは、自身のキャリアの成長期にロッシがインスピレーションを与えてくれたとして、その重要性を強調した。そして、ロッシのキャリアが展開されていくことを見てこれたことは光栄なことだと語った。

「彼は特別な人だ。彼が多くのタイトルを獲得し、たくさんの状況を作り上げてきたことを見ることは最高なことだった」と、ドヴィツィオーゾは言う。

Valentino Rossi, Petronas Yamaha SRT

Valentino Rossi, Petronas Yamaha SRT

Photo by: Gold and Goose / Motorsport Images

「バレンティーノからは多くのことを学んだよ。でもそのおかげで自分を見失うこともあった。彼のような才能ある人を真似ようとすると上手くいかないこともあるからね」

「みんなそれぞれ自分のやり方を見つけなければならない。でもどんな形であれ、彼の全てのキャリアを見れたことは素晴らしいことだった」

「僕はこの時期の世界選手権にいられてとてもラッキーだ。僕が思うに彼はこのスポーツに多くのファンを連れ込んだ。それだけでも僕らはラッキーなんだ」

 2021年シーズン、ロッシに代わりヤマハのファクトリーシートを手にし、新王者となったファビオ・クアルタラロは、成績低下を理由に“ロッシは引退するべきだ”と語っていた人達が、今では“残って欲しい”と考えているだろうと話した。

「多くの人が彼の成績から引退するに違いない、と言っていたのを目にするのは辛いものだった」

「でも僕が思うに、そう言っていた全ての人達は今、彼にこのまま残って欲しいと思っていると思う」

「正直言って寂しい。彼はこのスポーツのレジェンドだからね。彼は確かに特別なものをもたらしてくれた。僕が小さい頃、彼を見て、彼が優勝した時のセレブレーションを見て、どのように勝つのか、そして彼のパーソナリティーに影響された」

「そう、バレは僕にとってのアイドルであり、多くの人にとってもそうだ。だから僕たちは皆、彼が成し遂げた素晴らしいキャリアをお祝いしないとね」

 ドゥカティのフランチェスコ・バニャイヤはロッシが運営するVR46ライダーズ・アカデミーの生徒であり、キャリアを大きく助けられてきた。バニャイヤは、ロッシのキャリアに関わることができて幸運だったと語った。

「僕は、彼がMotoGPでまだレースをしている時にここにいることができて、とても幸運だった。そして僕の初優勝を彼がいる同じトラックで達成できて嬉しかった。ありがとうを伝えることができたよ。彼がこれまでアカデミーでしてくれた多くのことに対してもね」

「それに彼の人生の一部に関わって、多くの日々を共に過ごしてきたことや、トレーニングを共にしてこれたことは幸運だった」

「僕はこのような幸運に恵まれてきたけど、(引退が)つらい日であることは確かだ。みんなバレがこれまでチャンピオンシップで成し遂げてきたことを忘れることはないだろう」

 
Read Also:

シェア
コメント
小椋藍、左足骨折により最終戦バレンシアGP欠場へ。前戦アルガルヴェ決勝の転倒で怪我
前の記事

小椋藍、左足骨折により最終戦バレンシアGP欠場へ。前戦アルガルヴェ決勝の転倒で怪我

次の記事

ビニャーレス、混沌としたシーズンに「色々あったけど、今が幸せ」

ビニャーレス、混沌としたシーズンに「色々あったけど、今が幸せ」
コメントを読み込む