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3位アレックス・リンス「追い抜きで時間もタイヤも使いすぎてしまった」

MotoGPアルゼンチンGPで3位を獲得したアレックス・リンスは、レース中のバトルで時間を使いすぎてしまったと考えている。

Alex Rins, Team Suzuki MotoGP

Gold and Goose / Motorsport Images

 テルマス・デ・リオ・オンドで開催されたMotoGP第3戦アルゼンチンGP。イレギュラーな2日制でのグランプリとなったこのレースで、スズキのアレックス・リンスは3位で今シーズン初表彰台となった。

 リンスは予選7番手から決勝をスタートすると、序盤から3位表彰台を争う展開。ポル・エスパルガロ(レプソル・ホンダ)とレース中盤までポジションを競り合う形となった。

 ポル・エスパルガロの転倒後は単独での3番手走行が続き、トップ集団には迫りきれないままレースは終了。リンスは今シーズンのベストリザルトとなる3位を獲得したものの、バトルで時間もタイヤも使いすぎてしまったと振り返った。

「正直に言って、序盤に多くのライダーを追い抜いていくために時間をロスしてしまったし、ブレーキングで頑張ったことでタイヤもかなり消耗してしまった」

「でも最終的にはかなりの競争力を感じられたよ。(優勝したアプリリアの)アレイシ・エスパルガロはもっと良いペースがあったと思うけど、僕らはかなり接近してフィニッシュできた」

「恐らく彼はホルヘ・マルティン(2位/プラマック)の後ろでレースをマネジメントし、最後に上手くやったんだと思う」

「次はテキサス(アメリカズGP)に向かうわけだけど、あそこは僕らに合ったサーキットだ。今回の気持ちのまま乗り込みたいね」

 またリンスはここまでの3レースを転倒すること無く全て完走。昨シーズンは多くの転倒があったが、安定性を増してきているように見える。

「今年は違ったやり方を採っている。レースひとつひとつに取り組んでいるんだ。今はランキング4番手だけど、それは僕らの目標とするところじゃない。これからの18レースを一歩一歩、落ち着いて取り組んでいくよ」

 そしてリンスはアルゼンチンGPで初優勝を果たしたアレイシ・エスパルガロを称賛。彼らは共にアンドラ公国に拠点を置いている仲でもある。

「僕も彼と勝利をかけて戦いたかった。でも彼は僕にそのチャンスを与えてはくれなかった。素晴らしい時間を過ごせることを願っているよ」

 
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