MotoGPルーキーのマルティン、ドゥカティ優勢なレッドブルリンクも「ポールポジションは予想外!」
今季プラマックからMotoGPに参戦するルーキーのホルヘ・マルティンは、ドゥカティが得意とするレッドブルリンクで開催されているスティリアGPでポールを獲得したが、「予想していなかった」と語った。
Jorge Martin, Pramac Racing
Gold and Goose / Motorsport Images
MotoGP第10戦スティリアGPでポールポジションを獲得したホルヘ・マルティン(プラマック)は、ドゥカティのマシンはレッドブルリンクを得意としているものの、ポールは「予想外だった」と語った。
マルティンは、カタールで行なわれた第2戦ドーハGPで自身初のポールポジションを獲得したものの、次戦ポルトガルGPでの転倒により4レースにわたって戦線を離脱。そのためMotoGPでのレーススタートは6回のみにとどまっている。
プラマックがサテライト契約を結ぶドゥカティ陣営は、2016年にレッドブルリンクでのレースが開始されて以降、6戦中5勝をマーク。そのため2021年も有力候補としてポールポジションや優勝が期待されていた。
ただこうした“実績”はあるものの、マルティンはスティリアGPの予選Q2で記録した1分22秒994というポールタイムを叩き出すことは想定外だったと語っている。
「僕にとっては、とっても良い1日になったと言えるね」とマルティンは言う。
「僕は、普段からここでとても良い競争力を発揮できている。過去(の下位カテゴリー)でも速かった」
「でもMotoGPで走るというのは全てが違ってくるし、これほどの競争力は予想していなかった」
「しかし、今日は午前中からミディアムタイヤでとても速さを実感していた。そしてソフトタイヤを履いたら、トップ勢に接近できたんだ」
「(予選直前の)FP4でも自信を感じられたから、『僕らはポールポジション候補のひとりかも』と言っていたんだ」
「1回目のアタックでは、かなりプッシュしたがミスも多かった。グリーン(ランオフエリア)に飛び出しても1分23秒1と、それほど悪くはなかったんだけどね」
「2回目のアタックでは、ベストを尽くせた。僕はギリギリまで攻め、クラッシュしそうになる瞬間だってあったが、バイクを抑え込んでポールポジションで終えられたからすごいことだよ」
「このサーキットに来る前は想像出来なかったが、満足して明日に備えることができた」
Jorge Martin, Pramac Racing
Photo by: Gold and Goose / Motorsport Images
怪我の影響によって「100%ではないかも」とマルティンは認めているものの、初ポールを獲得した第2戦ドーハGPで初表彰台に上がったことで、「心に余裕ができた」と語った。
「見ての通り、僕にとっては夏休みが良いように働いてくれた」と彼は続けた。
「アッセンでの前戦(オランダGP)では、身体的なコンディションの影響でリタイヤする羽目になった。自分自身の状況に僕は怒っていた」
「その状況をモチベーションに変えることができた。夏休みの間も努力を続けて、気分はとても良くなった」
「もちろん、100%ではないかもしれない。レース終盤は少し苦労するかもしれないが、気分は良い」
「カタールでの表彰台の後、僕は自信を感じられた。心が開放されたし、単に表彰台を目指すだけではないんだ。ただ仕事をこなして、改善するんだ」
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