MotoGP セパンテスト

MotoGPセパンテスト3日目:バニャイヤが1分56秒台記録しトップタイムに。マルク・マルケスが6番手に入る

MotoGPセパンテスト最終日となる、3日目の走行が行なわれた。トップタイムを記録したのはドゥカティのフランチェスコ・バニャイヤだった。

Francesco Bagnaia, Ducati Team

 セパン・インターナショナル・サーキットで開催されたMotoGPセパンテストは8日(木)に最終日を迎えた。テスト3日目に最速となったのはドゥカティのフランチェスコ・バニャイヤだった。

 テスト最終日は曇り空のもとセッションがスタート。2日目同様に序盤からライダー達がアタックへ向かう展開となり、自己ベストが順次塗り替えられていった。

 中でもフランチェスコ・バニャイヤが1分56秒682を記録。2日目に記録された非公式のレコードタイム(1分57秒134)をさらに上回るものだった。

 このタイムはごく序盤に刻まれたものの、その後のセッションを通じて一度も上回られることはなく、バニャイヤがセパンテスト3日目をトップタイムで終えた。

 なお1分56秒台を記録するライダーは他にも出た。ホルヘ・マルティン(プラマック/+0.172秒)とエネア・バスティアニーニ(ドゥカティ/+0.233秒)、アレックス・マルケス(グレシーニ/+0.256秒)の3人が序盤のアタックで1分56秒台をマークし、最後までトップ4を維持。ドゥカティ勢の速さがうかがえる結果だった。

 こうした非常に速いタイムが記録されたわけだが、2月1~3日に行なわれたシェイクダウン、そして3日間行なわれてきたテストによって、路面コンディションが改善し、さらに気温の面でも3日目は穏やかでアタックに向けて最適なコンディションとなっていたため、驚くべきことではなかったと言えるだろう。

 5番手にはアプリリアのアレイシ・エスパルガロ、そして6番手にはマルク・マルケス(グレシーニ)が続いた。KTMのブラッド・ビンダーが7番手に続き、日本勢はジョアン・ミル(レプソル・ホンダ)が10番手に食らいつき、ヤマハはファビオ・クアルタラロが11番手に続いている。

 日本人ライダーの中上貴晶(LCRホンダ)は終盤に転倒があった。タイムは1分57秒765で13番手だった。

 セパンテストでは各メーカーが空力開発を推し進めていた。2月19~20日に予定されるカタールテストでは、どの仕様を選択してきたかもはっきりしてくるはずだ。

MotoGP2024 セパンテスト3日目リザルト

Pos. Rider Team Time/Gap Laps
1 フランチェスコ・バニャイヤ Ducati Team 1'56"682 47
2 ホルヘ・マルティン Pramac Racing +0"172 47
3 エネア・バスティアニーニ Ducati Team +0"233 35
4 アレックス・マルケス Gresini Racing +0"256 49
5 アレイシ・エスパルガロ Aprilia Racing +0"409 48
6 マルク・マルケス Gresini Racing +0"588 54
7 ファビオ・ディ・ジャンアントニオ VR46 Team +0"661 55
8 ペドロ・アコスタ Tech3 +0"683 41
9 ジョアン・ミル Repsol Honda +0"692 30
10 ブラッド・ビンダー KTM Factory +0"780 53
11 ファビオ・クアルタラロ Yamaha Factory +0"843 53
12 マーベリック・ビニャーレス Aprilia Racing +0"846 57
13 中上貴晶 LCR Honda +1"083 32
14 ジャック・ミラー KTM Factory +1"169 57
15 アレックス・リンス Yamaha Factory +1"197 52
16 ヨハン・ザルコ LCR Honda +1"260 41
17 マルコ・ベッツェッキ VR46 Team +1"313 56
18 ミゲル・オリベイラ Trackhouse Racing +1"318 52
19 ルカ・マリーニ Repsol Honda +1"344 40
20 カル・クラッチロー Test team Yamaha +1"991 45
21 アウグスト・フェルナンデス Tech3 +2"058 60
22 ロレンゾ・サヴァドーリ Trackhouse Racing +2"132 64
23 ミケーレ・ピッロ Pramac Racing +2"183 43
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