ファビオ・ディ・ジャンアントニオ、オーストリアGP欠場が決定。プラクティスの転倒で左肩を脱臼
VR46のファビオ・ディ・ジャンアントニオは、MotoGPオーストリアGPのプラクティスで転倒し左肩を脱臼。土曜日以降のセッションを欠場することが決まった。
Fabio Di Giannantonio, VR26 Racing Team
写真:: Gold and Goose / Motorsport Images
VR46は左肩を負傷したファビオ・ディ・ジャンアントニオについて、MotoGP第11戦オーストリアGPの土曜日以降のセッションを欠場することを発表した。
ジャンアントニオはフリー走行1回目で1分30秒339の8番手タイムを記録。午後のプラクティスでトップ10入りを果たし、予選Q2への直接進出を狙っていた中で転倒を喫した。
ターン8でバイクのコントロールを失って転倒し、グラベルのランオフエリアを激しく転がったジャンアントニオはメディカルセンターに搬送された。そこで左肩の脱臼が確認されたため、近くの病院でさらなる検査を受けた。
その後、MotoGPのメディカルサービスによって、ジャンアントニオは競技続行不可能と診断された。
「サーキットのメディカルセンターでの検査の結果、ファビオ・ディ・ジャンアントニオは左肩の脱臼と診断された。彼はユデンベルグ病院でさらに検査を受けることになる」
そうチームは発表していたが、MotoGP側は金曜日の走行が終わってすぐに、ジャンアントニオのオーストリアGP欠場を認めた。
ジャンアントニオがクラッシュした際のオンボード映像を見ると、コーナーのエイペックス付近、スロットルを開け始めたところでバイクがかなり不安定になっている様子が確認できる。ジャンアントニオの身体も大きく動くほど挙動が乱れた結果、転倒してしまったのだ。
なお今回のオーストリアGPには、ミシュランが標準とは異なるプロファイルのタイヤを持ち込んでいるが、これがこの事故に関係しているかどうかは明らかとなっていない。
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