MotoGPタイFP3:ウエット混じりの難コンディションでドヴィツィオーゾ首位
チャーン・インターナショナル・サーキットにてMotoGPタイGPのフリー走行3回目が行われた。ウエット混じりの難しい状況の中、トップタイムはドゥカティのアンドレア・ドヴィツィオーゾだった。
写真:: Srinivasa Krishnan
MotoGP第15戦タイGPのフリー走行3回目が行われ、ドゥカティのアンドレア・ドヴィツィオーゾがトップタイムをマークした。
タイGP2日目はあいにくの雨模様となり、セッションが大幅にディレイ。ターン1では雨によって川のようになっている部分もあり、当初予定されていた開始時間よりも更に遅れることとなった。
FP3は最終的に、現地時間11時10分から、走行時間を35分に短縮して開始された。
ウエットコンディションとなってしまったが、初日にクラッシュしたマルク・マルケス(レプソル・ホンダ)を始め、各ライダーがピットに留まること無くコースインしていった。
水飛沫を上げながら各車走行を続けるが、こうした難しいコンディションの中でもマルケスは怯むことなく走行。周回ごとにタイムを詰め、1分41秒835をマーク。ひとまずのトップタイムとした。
レーシングラインは徐々に乾き始めてはいるものの、依然として飛沫が上がる箇所も多く、マルケスなどはオーバーランしてしまう場面も見られた。
セッション中盤、ダニーロ・ペトルッチ(ドゥカティ)が1分41秒570をマークしてトップに浮上。更にドゥカティ勢のフランチェスコ・バニャイヤ(プラマック)も2番手に上げてきた。
残り18分、ちょうど折返しを迎える頃にマーベリック・ビニャーレス(ヤマハ)が1分41秒088をマーク。トップタイムとした。ビニャーレスは初日総合タイムで首位に立つなど好調さを見せていたが、ウエットまじりのコンディションでもそれは同様だ。
その後、スズキのジョアン・ミルが1分40秒879でトップタイムを更新し、チームメイトのアレックス・リンスが2番手に続いた。
セッション残り10分頃にもなるとラインは更に乾き始め、一部コーナー以外では飛沫も上がらなくなっていた。
そうした状況の中、バレンティーノ・ロッシ(ヤマハ)が1分40秒486でトップタイムとしたが、次々とタイムは更新されていき、フランコ・モルビデリ(ペトロナス・ヤマハ)がトップに立った。
だがモルビデリの天下は長く続かなかった。残り5分を前にマルケスがアタックに入ると1分38秒864とモルビデリに1秒以上の差をつけるタイムをマーク。一足飛びでトップに躍り出た。
セッションも終盤ということで各ライダーはアタックに向かうが、なかなかマルケスのタイムを上回るライダーは現れない。ビニャーレスが1分39秒169で彼に迫るものの、2番手に留まった。
残り1分でモルビデリが1分38秒593とマルケス超えを果たし、トップに浮上。アンドレア・ドヴィツィオーゾ(ドゥカティ)も2番手につけた。なおこのタイムはスリックタイヤ装着のマシンで記録したものだった。
チェッカー後のラストアタックではリンスがタイムを縮めて2番手に割って入った。またドヴィツィオーゾは更にタイムを縮めて1分36秒250までタイムを更新。トップタイムとなった。
最終的にFP3トップタイムはドヴィツィオーゾ、2番手モルビデリ、3番手リンスとスリックタイヤ装着でアタックに入ったライダーが上位につけた。
マルケスは最終的に4番手タイム。スリックタイヤでのアタックは行わなかった。
LCRホンダの中上貴晶は14番手タイム。コンディションの影響もあり、予選Q2に直接進出できる総合トップ10入りはならなかった。
【リザルト】MotoGP第15戦タイGP フリー走行3回目
順位 | ライダー | 周回数 | タイム | 差 | 前車との差 |
---|---|---|---|---|---|
1 | ファビオ クアルタラロ | 14 | 1'40.019 | ||
2 | マーベリック ビニャーレス | 14 | 1'38.949 | ||
3 | フランコ モルビデリ | 16 | 1'37.074 | ||
4 | ジャック ミラー | 12 | 1'40.289 | 0.270 | 3.215 |
5 | バレンティーノ ロッシ | 16 | 1'40.232 | 0.213 | |
6 | マルク マルケス | 13 | 1'38.864 | ||
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