路面に不満続出のMotoGPインドネシアGP、3月の開催前までに再舗装実施が決定
MotoGPは3月20日に開催を迎えるインドネシアGPに向け、舞台であるマンダリカ・インターナショナル・サーキットの路面コンディションを整えるべく修正を行なうことを決めた。
MotoGPは2022年シーズンに1997年以来のインドネシアGPを開催する。舞台は新設されたマンダリカ・インターナショナル・サーキットとなるが、彼らは3月20日の開催に向けてコースコンディションの改善に動き出した。
2月11日~13日にかけ、MotoGPはマンダリカ・インターナショナル・サーキットでのテストを実施。しかしそこではライダー達からコンディションへ大きな不満が噴出することとなってしまった。
テスト初日は朝方まで降った雨と、会場周辺の工事の影響でコースがかなり汚れており、セッションは一時中断され、ドルナとの間で緊急の話し合いが行なわれた。その後、ライダー達には“清掃“のため最低20周の走行が求められる事態となった。これに対しフランコ・モルビデリ(ヤマハ)から”クソ危険”といった言動が飛び出すほど、多くの反発が見られた。
2日目以降のテストは予定通り行なわれたものの、路面はところどころが破損しており、弾かれたデブリに対する不満などは引き続きライダーから漏れ出ていた。
テスト終了後、多くのライダーからはマンダリカ・インターナショナル・サーキットがレースで使用される準備が出来ていないとコメントが出ており、改善に向けた作業が要求された。
そして2月15日、MotoGPの統括団体であるFIMはインドネシア観光開発公社と、3月のグランプリ開催に向けてコース改善に取り組むことで合意したことを発表した。
その結果、サーキットは最終コーナーからターン5までが再舗装されることになった。また彼らは”世界をリードするテクノロジー”を用いて、路面全体がMotoGPの基準に適合するように清掃と処理が行なわれるとしている。
これらの改善に向けた処理は、グランプリ開催の7日前までには実施される予定だ。
なおこうしたコンディションへの不満が噴出したマンダリカ・インターナショナル・サーキットだが、そのレイアウト自体にはライダーからは高い評価を与えられている。
ただしインドネシアでのMotoGP開催に向けては懸念も残っている。テスト期間中には新型コロナが検出されるパドックメンバーが増えたことや、マンダリカからのフライトがキャンセルされるという事態が多発したからだ。
開催まで約1ヵ月となったインドネシアGP。今後の動向には注目が集まりそうだ。
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