MotoGP

MotoGP、F1と同じ道を選ぶ? カタールGP代替地開催の可能性も排除せず「当然、それは頭の中にある」

MotoGPのスポーティングディレクター、カルロス・エスペレータによると、MotoGPもF1に倣ってカタールGPを他国で開催する可能性があるという。

Oriol Puigdemont

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編集: 2026/08/12 9:47

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Pedro Acosta, Red Bull KTM Factory Racing

写真:: Gold and Goose / Motorsport Images

 MotoGPは、中東で続く戦争による不透明な情勢を受け、カタールGPを別の国へ移す可能性を排除しておらず、F1がバーレーンGPをマレーシアのセパンで開催することを決めたのと同じ戦略を取る可能性もある。

 数ヵ月前にペルシャ湾周辺でアメリカ、イスラエル、イランの間に発生した紛争は、今年の様々なカレンダーにも直接的な影響を及ぼしており、複数のカテゴリーがイベントの中止や延期を余儀なくされている。

 F1は当初4月に開催予定だったサウジアラビアGPとバーレーンGPを延期。その後、バーレーンGPを10月4日の週末にマレーシアのセパン・インターナショナル・サーキットで開催すると発表した。F1側は現在も地域情勢を注視しており、11月29日に予定されているカタールGPと、12月初旬に予定されるアブダビでの最終戦について、今後どう対応するかを判断することになる。

 MotoGPの場合、当初ドーハ郊外のルサイル・インターナショナル・サーキットで、4月10~12日の週末に第4戦カタールGPを開催する予定だった。しかし主催者はこれを11月8日に延期した。

 現状では、カタールGPが欧州へ戻る前の最後のレースとなる。その後、11月22日にポルトガルGP、翌週にはシーズン最終戦のバレンシアGPが予定されている。

2025 Qatar GP

2025 Qatar GP

Photo by: Gold and Goose Photography / LAT Images / via Getty Images

 MotoGPのプロモーターであるMotoGP Sports Entertainment Group(MotoGP SEG)は、現在もルサイルでの開催を目指して準備していると公式には説明している一方、代替案の検討も進めていることを認めている。

 安全上の懸念が明らかな地域でスポーツイベントを開催すること自体に伴う問題に加え、Motorsport.comの理解では、選手権に関わる一部企業、特にサプライヤーには、従業員を高リスク地域へ派遣することを禁止する社内規定があるという。

 代替開催地について直接質問されたMotoGPスポーティングディレクターのカルロス・エスペレータは、F1がバーレーンGPで取ったように、MotoGPも別の国でカタールGPを開催する可能性を否定しなかった。

「当然、F1と同じリバティ・メディアファミリーに属している以上、この問題は我々の頭の中にもある」

 そう彼は語った。

「ただ、状況は異なる。我々は中東で1レースしか開催していないし、商業的な観点から見ても、22戦ではなく21戦のシーズンになったとしても十分だ」

 ルサイルでのレースをどうするかという最終判断は、あらゆる面で非常に複雑だ。物流面では、直前になってMotoGPの安全基準を満たし、なおかつ開催可能なサーキットを見つけるのは簡単ではない。さらに、カタールGPのわずか2週間後には、ポルトガルGPに向けてすべての機材を準備しなければならない。

「今の時期になると、ヨーロッパのほとんどのサーキットはすでに予定が埋まっている」

 そう説明したエスペレータは、11月にカタールへ向かうことが依然として最優先だと強調した。

「正直、我々はカタールへ行けることを願っているし、今はそこに集中している」

 MotoGP SEGは、どちらの方向にも対応できるだけの時間を確保するため、今月末までに決断を下す方針だという。今後の対応や中東情勢の推移次第では、来季のカレンダーにも変更が生じる可能性がある。

 現時点では、2027年シーズンの開幕戦が3月7日にタイで開催されることが決まっており、その1週間後にカタールが第2戦を開催する準備も整っているとみられている。

 しかし、紛争の状況次第では、このシナリオも変更を迫られる可能性がある。

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