F1とMotoGP、2022年は全10レースが日程重複。両カテゴリーのファンには嬉しい悲鳴?
2022年シーズンのF1とMotoGPそれぞれの開催カレンダーが公開された。来シーズンは全部で10レースの日程が重なっており、両カテゴリーのファンにとっては忙しい週末が多くなりそうだ。
4輪と2輪の世界最高峰のレースであるF1とMotoGP。彼らは共に、2022年シーズンの開催カレンダーを最近発表した。新型コロナウイルス感染拡大の状況によっては、2022年シーズンも開催スケジュールに変更が発生する可能性はあるが、現時点では10回の週末で両カテゴリーのレースが開催されることになっているため、いずれのレースも観戦しているというファンにとっては、忙しい1年になりそうだ。
F1は、2022年シーズンに過去最多の23レースを行なうことを計画している。一方でMotoGPも全21レースと、こちらも史上最多レース数となる見込みだ。
先に開幕を迎えるのはMotoGP。3月6日におなじみのカタールでシーズンが始まり、11月6日にバレンシアで幕を下ろす予定だ。そのうち2連戦が4回、3連戦が1回予定されており、サマーブレイクを除いて2週間以上レースが空くことはない、バランスの取れたスケジュールと言える。
F1は3月20日にバーレーンで開幕し、11月20日のアブダビで閉幕となる。F1はMotoGPよりも過密日程となっており、2連戦が6回、3連戦も2回予定されている。特に8月下旬のサマーブレイク明けからの7週間には、6レースが詰め込まれている。
そして両カテゴリーの開催予定を突き合わせると、2022年シーズンは全10レースが同日に開催されることが分かる。うち4レースは時間帯も被ることになるはずだ。通常、そうした場合にはMotoGPクラスとMoto2クラスの開催順を入れ替えるなどして、F1とMotoGPクラスの決勝開始時刻が被らないような対応が取られることが多い。
2022年シーズンのF1とMotoGP開催日程が衝突している10レース
日時 | MotoGP | F1 |
3月20日 | インドネシア | バーレーン |
4月10日 | アメリカズ | オーストラリア |
4月24日 | ポルトガル | エミリア・ロマーニャ |
5月29日 | イタリア | モナコ |
6月19日 | ドイツ | カナダ |
7月10日 | フィンランド | オーストリア |
9月4日 | サンマリノ | オランダ |
9月25日 | 日本 | ロシア |
10月2日 | タイ | シンガポール |
10月23日 | マレーシア | アメリカ |
日本のファンが観戦する上で時間的に厳しいと思われるのは、MotoGPアメリカズ:F1オーストラリア、MotoGPドイツ:F1カナダ、MotoGPマレーシア:F1アメリカといった、いずれかのシリーズで北米で開催されるレースが設定されている週末だろう。働いている人ならば、月曜日に有給休暇を取得することを考慮してもいいかもしれない。
また9月末に予定されているMotoGP日本GPは、F1ロシアGPと日程が重なっている。MotoGPをツインリンクもてぎ現地で観戦するファンは、F1をDAZNなどでチェックするために、通信回線やギガをしっかりと確保しておく必要がありそうだ。
なおF1とMotoGP以外の国際イベントでは、WEC日本ラウンドがF1イタリアGPと、ラリー・ジャパンがF1ブラジルGPと同じ週末に行なわれることになっている。
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