ヤマハはポルトガルでも好調続く？　クアルタラロ「カタールのような速さ発揮できるか楽しみ」

　3月末に開幕を迎えた2021年のMotoGPは、今週末から早くも第3戦ポルトガルGPの開催を控えている。ロサイル・インターナショナル・サーキットでの開幕2連戦をマーベリック・ビニャーレスとファビオ・クアルタラロの手によって連勝しているヤマハは、その勢いのまま舞台となるアルガルヴェ・サーキットへと乗り込む。

　昨シーズン最終戦でMotoGPを初開催したアルガルヴェだが、ここでビニャーレスとクアルタラロのふたりは苦戦した。予選でクアルタラロが5番手を獲得していたが、決勝では14位。ビニャーレスも11位に留まった。

　2度目のアルガルヴェでのレースに向け、クアルタラロは第2戦で優勝したことでより集中していくことができるとし、ドーハGPと同じく速さを発揮できるかを確認したいと語った。

「ドーハ2戦目での優勝は素晴らしかった！　ファクトリーチームでの初優勝を記録した今、肩からは荷が下ろされたように感じられているよ」

「最初の仕事を終えて、この先の仕事にもっと集中できるように感じているし、今週末に向けてはさらにワクワクさせられているよ。去年、僕はポルティマオで難しいレースを経験した。他のコースとは違っているけど、そこも面白い。今週末にカタールのときのような速さを発揮できるか、とても楽しみだ」

　またビニャーレスはオーバーテイクのチャンスが多いこの種のサーキットは好みだと語っており、昨年のレース終盤で発揮できた好ペースを最初から発揮していきたいとした。

「レースウィークエンドが本当に楽しみだ。ポルティマオのようなチャレンジングなコースは凄く好きだよ。去年僕らは望んでいたような良いポジションでゴールすることはできなかったけど、オーバーテイクが可能な場所が多いこのトラックでのレースは楽しめた」

「こういったサーキットは好きだし、とてもエキサイティングだよね。前回のレース終盤ではいいリズムがあったから、今週末のレースでは序盤からそうした感覚を得ていくことに集中していこうと思う」