【MotoGP】セパンテストで見えた、ストーナーの”スゴさ”とは?
ドゥカティのテストライダーのミケーレ・ピッロは、ケーシー・ストーナーのバイクの限界を見つけ出す能力に対して畏怖の念を抱いているようだ。
写真:: Gold and Goose / Motorsport Images
ドゥカティのテストライダーであるミケーレ・ピッロは、同じくドゥカティのテストライダー兼アンバサダーを務める、ケーシー・ストーナーの驚くべき能力に対して畏敬の念を抱いているようだ。
ピッロは、近年ドゥカティのバイク開発を担当していたが、2017年にドゥカティに加入したホルヘ・ロレンソのトラックアナリストとして新しい役割を果たすことになる。
昨シーズン、ドゥカティはプロトタイプバイクの様々な側面について、元世界チャンピオンであるストーナーの意見を求めたので、ピッロはストーナーといくつかのテストで走行時間を分け合った。
ピッロは、ストーナーのことを本当に類い稀なライダーであると評した。ストーナーが2012年シーズン限りでMotoGPから引退しているにもかかわらず、ピッロは彼のラップタイムには決して敵わないと認識している。
先週マレーシアのセパン・インターナショナル・サーキットで行われた、2017年最初のMotoGP公式テストでストーナーは初日のトップタイム、1分59秒6を記録した。3日目の最終日にも走行を行なった彼は、初日とほとんど同じタイムを記録している。
これらのタイムは、ピッロの主張が正しいことを証明している。ピッロは、ストーナーの強みは他の誰よりも早くバイクの限界を見つけ出すことができるということだと考えている。
「ケーシーは非常に短い時間でバイクの限界を見つけ出す能力を持っている。彼は、他のどのライダーより早くそれができる」とピッロはmotorsport.comに語った。
「ホルヘもバイクの限界を見つけ出すことができるが、ストーナーとは手法が違う。ストーナーは多くの時間を必要としない。どちらのライダーも速いが、ケーシーのやり方は信じられない」
「僕はそれが彼独特の能力だと思う。今は全くレースをしていないにもかかわらず、彼はバイクの限界が分かってしまう」
「彼はセパンテストの初日に1分59秒6を記録した。最終日にももう1度同じようなラップタイムを記録した。バイクの限界はそのタイムだったんだ。しかし、彼はそれを月曜日にすでに見つけていた」
ピッロがテスト2日目に記録したタイムは2分1秒3で、ストーナーからは1.7秒遅れだった。
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