MotoGP、参戦5メーカーとコンコルド協定合意を発表。「歴史的な日」とエスペレータCEO
MotoGPと参戦5メーカーは2027年~2031年の参戦契約を更新。MotoGP版の”コンコルド協定”が締結された。
6月19日、MotoGP・スポーツ・エンターテインメント・グループ(MotoGPSEG)と参戦メーカー5社は、2027年から今後5年間の参戦契約を締結したことを発表した。
リバティ・メディアによる買収を受けたMotoGPは、同グループ傘下のF1が結んでいる商業権などに関する枠組みを定めた“コンコルド協定”のMotoGP版と言える契約を、長らく参戦メーカー側と交渉してきた。
Motorsport.comでも報じてきたように、この交渉はメーカー側の団体であるMSMAが、現在の状況をできる限り有利な条件を引き出す好機と捉え、強硬な姿勢で交渉に臨んだこともあり、長引いてきた。
その膠着状態はこの2週間で解消され、各メーカーが契約に署名。独立チームもMotoGP側との個別交渉の上で契約を締結した。
メーカー側は、同じくリバティ・メディア傘下にあるF1のチームと同様に、選手権が生み出す収益の一定割合を受け取ることを望んでいた。しかしMotoGP SEGは固定額方式にこだわり、譲歩しなかった。Motorsport.comの調べによれば、年間約800万ユーロ(約13億円)の固定金額の分配という形で合意したという。
なお契約締結の発表の一方で、各チームが担うべきプロモーションおよびマーケティング上の責任など、まだ詳細が定まっていない項目も残されている。またMSMA主導のもと、各チームは今後の期間を統括する規則の枠組みにも合意した。その中には、練習走行時に各ライダーが使用できるバイク台数に関する事項など、重要な分野における大幅な変更が含まれている。
「今日はMotoGPにとって歴史的な日だ」と、MotoGP SEGのカルメロ・エスペレータCEOはコメントした。
「5メーカーによるコミットメントは、この選手権の強さだけでなく、その未来を突き動かす共通の野心を示している。私たちの焦点は明確に未来へ向けられている。世界的なリーチを拡大し、スポーツを進化させ、新たなファン層とつながることだ」
なおMSMAの会長でもある、アプリリア・レーシングCEOのマッシモ・リボラは次のように語った。
「この競技の歴史上初めて、すべてのメーカーがMotoGPと満場一致での合意に至った」
「これは、私たち全員が将来に対する共通のビジョンを持っていることを意味している。グローバル市場がもたらす機会を最大限に活用するには、協力して取り組むことが必要不可欠だ」
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