MotoGP新人のビンダー弟、2戦目で10位は前評判覆す? 「ミスったら……と頭をよぎった」
RNFヤマハのダリン・ビンダーは、ルーキーながらMotoGP第2戦インドネシアGPで10位フィニッシュを達成。今後もベストを尽くしたいと語った。
2022年にRNFヤマハからMotoGPクラスへ“飛び級“でデビューしたダリン・ビンダー。彼はMoto3クラスでアグレッシブなライディングをしていたこともあり、最高峰クラスへの挑戦には疑問視する向きもあった。
ただウエットコンディションでのレースになった第2戦インドネシアGPでは、兄のブラッド・ビンダー(KTM)やアレイシ・エスパルガロ(アプリリア)などと競い合った上で、10位フィニッシュを記録してみせた。
開幕戦後には同じルーキーのレミー・ガードナー(テック3)から、その走りに痛烈な批判も飛んでいたが、インドネシアではそのガードナーを大きく上回る結果を出した。
ビンダーはこうしたリザルトが自身への疑問が間違っている証明になったと思うかと尋ねられたが、彼は次のように答えている。
「僕は彼らと戦っていたけど、コントロールを失っていたり、汚いやり方だったなんてことはない」
「一番接触しそうになったのは、兄が急に襲いかかってきたときで、少しぎょっとした」
「でも僕はしっかりと走れていると感じていたし、カタールのことを頭の片隅にキープし続けないといけなかった。追い抜いていったときも、『(MotoGPの)ビックネームがいるんだ、バカなミスをする時じゃないぞ。もしミスをしたらまた釘を刺されるだろうな』とね」
「間違いなく、そういったことが頭の中をよぎっていた。同時に、皆がハードにバトルしているように感じた。結局のところ、これはレースなんだ」
「自分にできるベストを尽くそうとするし、一生懸命にレースをしたよ」
「あなた達の話にも出ていたけど、良い結果のために戦うのは簡単じゃない。だから僕はベストを尽くそうとしていたんだ」
「結局のところ、誰かに証明するなんてできない」
「10位は何も無いよりは良い結果なのは確かだし、結果には満足しているし、最大限に活かそうとした。できるだけのベストを尽くすつもりだ」
MotoGPの次戦の舞台はアルゼンチン。新型コロナウイルスの影響で2年連続で中止となっていたが、今シーズンは無事に開催される見込みだ。
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