スズキのミル&リンスが好調ワンツー。中上貴晶は6番手発進|MotoGPスペインFP1
MotoGP第6戦スペインGPのフリー走行1回目が行なわれた。トップタイムを記録したのはジョアン・ミル(スズキ)だった。
写真:: Gold and Goose / Motorsport Images
MotoGP第6戦スペインGPのフリー走行1回目が行なわれた。トップタイムを記録したのは、スズキのジョアン・ミルだった。
ヘレス・サーキットを舞台に行なわれるスペインGP。前戦ポルトガルGPは初日から雨に見舞われたが、スペインGPは予報どおり、快晴でセッションが始まった。ただ、ヘレスも前日までは大雨だったため、コース上には所々ウエットパッチも残る難しいコンディションである。
FP1はセッション開始から各ライダーが一斉に走り出し、コース上も大混雑。そんな中、前戦ウイナーのファビオ・クアルタラロ(ヤマハ)が積極的な走りを見せ、序盤のタイムシートは彼が引っ張る形となった。
クアルタラロはラップを刻む度にタイムを更新。しかし15分が経過した頃にターン13でウエットパッチを踏むと、ハイサイドを喫して転倒してしまう。この時クアルタラロは股間を痛めてしまったようで、ピットレーンでうずくまる姿も見られた。その後、残り18分頃から走行を再開させた。
クアルタラロの記録したタイムはしばらく更新されなかったが、残り20分を過ぎた頃にポル・エスパルガロ(レプソル・ホンダ)が1分38秒521をマークし、首位を奪った。
終盤のまとめに向けて各ライダーがペースを上げてくるなか、ジョアン・ミル(スズキ)や中上貴晶(LCRホンダ)がポル・エスパルガロを超えるタイムを記録。アタックの呼び水となった。
ミルが首位の時間が長かったものの、ラスト1分でアレックス・マルケス(LCRホンダ)が1分38秒368を記録してトップに浮上。しかしその直後にミルが1分38秒194を叩き出し、再びトップへと戻り、FP1が終了した。
2番手は最後のアタックで1分38秒219をマークしたリンス。スズキがワンツー体制でスペインGPをスタートさせた。3番手にはアレックス・マルケスが続いた。
日本人ライダーの中上は、最終的に6番手タイム。チームメイト共々上位につけている。なおクラッシュのあったクアルタラロは、終盤にもマシンが暴れてアタックを中断する場面があった。それでも5番手タイムを記録している。
順位 | ライダー | 周回数 | タイム | 差 | 前車との差 | 平均速度 |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | ジョアン ミル | 18 | 1'38.194 | 162.156 | ||
2 | アレックス リンス | 21 | 1'38.219 | 0.025 | 0.025 | 162.115 |
3 | アレックス マルケス | 21 | 1'38.368 | 0.174 | 0.149 | 161.869 |
4 | アレイシ エスパルガロ | 21 | 1'38.426 | 0.232 | 0.058 | 161.774 |
5 | ファビオ クアルタラロ | 19 | 1'38.439 | 0.245 | 0.013 | 161.752 |
6 | 中上 貴晶 | 20 | 1'38.458 | 0.264 | 0.019 | 161.721 |
7 | ブラッド ビンダー | 19 | 1'38.502 | 0.308 | 0.044 | 161.649 |
8 | ポル エスパルガロ | 20 | 1'38.521 | 0.327 | 0.019 | 161.618 |
9 | マーベリック ビニャーレス | 20 | 1'38.627 | 0.433 | 0.106 | 161.444 |
10 | ジャック ミラー | 21 | 1'38.754 | 0.560 | 0.127 | 161.237 |
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