レースレポート
MotoGP サンマリノGP

マルティンが決勝レース制し、サンマリノGPグランドスラム! ペドロサ再び4位でチーム大喝采|MotoGPサンマリノGP

MotoGP第12戦サンマリノGPのMotoGPクラス決勝レースが9月10日(日)に行なわれた。優勝したのはホルヘ・マルティンで、予選、スプリント、決勝を全て制する完全制覇となった。

Jorge Martin, Pramac Racing

 MotoGP第12戦サンマリノGPの決勝レースが行なわれた。優勝はプラマックのホルヘ・マルティンで、サンマリノGPのレースウィークを完全制覇してみせた。

 予選ではマルティンがレコードタイムを更新してポールポジションを獲得。2日目のスプリントレースでもポール・トゥ・ウィンを果たすなど好調な走りを見せ、決勝レースを迎えた。

 なおサンマリノGPには各メーカーがテストライダーをワイルドカード参戦させており、その中でもKTMのダニ・ペドロサがスプリントレースで表彰台を争い4位に入ったことで、決勝に向けても大きく注目が集まることとなった。

 サンマリノGPはレースウィークを通じて天候に恵まれ、決勝レースのスタート時にも雲ひとつ無い青空が広がった。気温は29度、路面温度は44度のコンディションだった。

 全27周のレースがスタートするとマルティンがホールショットを奪い、フランチェスコ・バニャイヤ(ドゥカティ)がその直後にピタリとつけた。3番手以下にはマルコ・ベッツェッキ(VR46)、ブラッド・ビンダー(KTM)、ペドロサという面々が続いた。

 2番手を走るバニャイヤはオープニングラップから積極的にマルティンに対してプレッシャーをかけていくが、マルティンはこれをしっかりとブロック。3番手ベッツェッキもバニャイヤの直後に迫った。

 3周ほどを走ると先頭争いも落ち着きを見せ、しばらくは互いに淡々とハイペースでラップを消化していく展開が続いた。

 8周目、4番手を走っていたビンダーがターン14でクラッシュ。レースには復帰したものの、最後尾までポジションを落とすことになった。さらに10周目にはジャック・ミラー(KTM)とミケーレ・ピッロ(ドゥカティ)がターン3で接触し転倒。2人はリタイアせざるを得なかった。

 トップ3の争いはコンマ2~3秒間隔で変化がなく、バニャイヤがブレーキングで一時その差を詰めたかと思えば、マルティンも立ち上がりで突き放すという展開が繰り返され、レースは折返しとなる14周を過ぎた。

 状況が動いたのは後半に入った16周目あたりで、先頭のマルティンがペースを上げ始めた。ライバルが1分32秒台で走る中、マルティンはレース後半にもかかわらず1分31秒台のタイムを刻んでおり、2番手以下との差が2周としないうちに急拡大。残り10周で約2秒差を開き、優勝に大きく近づいた。

 この急なペースアップについていけなかったバニャイヤは、残り9周でベッツェッキに追い抜かれ、3番手に後退してしまった。

 独走状態を築いたマルティンはベッツェッキから多少差を縮められることはあっても、1.5秒程という十分なリードを維持。余裕を持ってラストラップに入った。

 マルティンはこのリードをしっかりと守って、ドイツGP以来の今季2勝目を挙げた。サンマリノGPはポールポジション、スプリント勝利、そして決勝も勝利と、マルティンが完全制覇する週末となった。2位はベッツェッキだった。

 3位争いは、バニャイヤとペドロサによる戦いが再び繰り広げられた。

 ベッツェッキに先行を許し3番手にポジションを落とした後、バニャイヤはペースを再び上げていたが、ブレーキングでラインを膨らませてしまう場面などもありタイムロス。4番手のペドロサに接近を許した。

 終盤にかけてペドロサもプッシュしてペースを上げ、スプリントレースの再現かのようにバニャイヤにチャージをかけた。ただオーバーテイクを狙うには周回数が足りず、バニャイヤが3位でフィニッシュ。ペドロサは4位でレースを終えた。

 日本人ライダーの中上貴晶(LCRホンダ)は19位と、完走者の中では最下位のフィニッシュだった。

 
 
 
         
Driver Info
 
 
 
   
順位 ライダー # バイク 周回数 タイム 前車との差 平均速度 リタイア原因 ポイント
1 Spain マルティン Pramac Racing 89 Ducati 27 41'33.421   164.7   25
2 Italy ベッツェッキ Team VR46 72 Ducati 27 +1.350 1.350 164.6   20
3 Italy バニャイヤ Ducati Team 1 Ducati 27 +3.812 2.462 164.4   16

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