マルティン、スプリント転倒の”リベンジ”優勝果たす「昨日の失敗から改善できて満足」
MotoGPインドネシアGP決勝を勝利したホルヘ・マルティンは、転倒したスプリントレースからリベンジができたことに満足しているという。
Jorge Martin, Pramac Racing
写真:: Gold and Goose / Motorsport Images
MotoGP第15戦インドネシアGPの決勝は、プラマックのホルヘ・マルティンの勝利となった。彼は前日のスプリントレース転倒からリベンジすることができて、満足している様子だ。
マルティンはインドネシアGPではポールポジションを獲得。スプリントレースでも良いスタートを切って、レースを引っ張ると思われた。しかし1周目のターン16でマルティンはまさかの転倒を喫してしまい、その後は最大限挽回したものの、10位でノーポイントに終わった。
タイトル争いを考えると痛い結果だったが、マルティンはこのスプリントの失敗から奮起。決勝レースはライバルに一度も前を譲らずにポール・トゥ・ウィンを果たした。
決勝後、マルティンは難しいレースだったとしつつも、リベンジできたことに満足している様子を見せた。
「リベンジできたよ」と彼は記者会見で語った。
「今日は本当に難しいレースだった。昨日クラッシュしたけど、昨年もクラッシュしているから、メンタル面がかなりこんがらがっていたんだ」
「13周目には、英語でなんて言えばいいのか分からないけど、昨年の“ゴースト”のようなものが見え始めたよ」
「ラストラップのターン16は昨日と同じ失敗をしないように、本当に気をつけた。だから今日は昨日や昨年の失敗から改善することができて満足している」
なお決勝では中盤に、2番手を走るペドロ・アコスタ(GASGAS)に接近され、0.6秒ほどのギャップにまで迫られる場面もあった。マルティンはこれを受けて再びプッシュしてリードをマネジメント。アコスタに追い抜きのチャンスを与えなかった。
当時の状況について訊かれたマルティンは次のように語った。
「ギャップが1.4秒となっている時は、かなり自信があった。その後彼が僕のことを捕まえてきたけど、僕も落ち着いていた」
「同じペースをキープしようとしていたんだ。それで彼はある時点で0.6秒差にまでやってきた。僕はコースの前半部分でまだもう少し余裕があったから、また少しギャップを立て直し始めたんだ」
「コントロール下にあったし、リスクを過剰に負うことはしなかった。ギャップを広げるのに、少しはリスクをとったけどね」
「ただ仮にペドロが勝ったとしても、僕はこの結果に満足していただろう。僕にとってはフィニッシュして自信を作ること、好結果を残すことが大事だったからだ」
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