長島哲太、RedBull KTM Ajo移籍&KTM GPアカデミー入りへ
Moto2に参戦する長島哲太は、2020年シーズンをRedBull KTM Ajoに移籍して戦う事が公表された。
Jens Hainbach, Aki Ajo ,Tetsuta Nagashima
Ajo Motorsport
ロードレース世界選手権MotoGPのMoto2クラスに参戦中の長島哲太が、2020年シーズンからKTM GPアカデミーに加入し、さらにRed Bull KTM Ajoに移籍することが明らかとなった。
長島は今季、ONEXOX TKKR SAG TeamからMoto2を戦い、キャリア初のポールポジションを獲得するなど、速さを発揮。表彰台に近い位置で戦うレースを展開してきた。
今年9月には所属チームから継続参戦する旨が伝えられていたが、先日チームは長島との契約を解除し、若手マレーシア人ライダーと契約を結んだことが伝えられた。
そして、Moto2クラスの強豪チームのひとつであるRed Bull KTM Ajoが、長島と契約を結んだことを発表。2018年のMoto3チャンピオンであるホルヘ・マルティンのチームメイトとなる事が分かった。さらに長島がKTM GPアカデミーへ加入することもアナウンスされた。
KTM GPアカデミーはレッドブル・ルーキーズ・カップからMoto3、Moto2を経て、MotoGPクラスのシートに至るライダーを発掘し、育成するシステムだ。そのため、長島にもMotoGPクラスへ至る道が見えてきたと言えそうだ。
長島、チーム代表のアキ・アヨ、そしてKTMのモータースポーツディレクターであるピット・ベイラーは、この契約に際して次のようにコメントを寄せた。
長島哲太
「この移籍にとてもワクワクしています。僕は今年多くを改善することができました。特にサマーブレイク後には予選でトップ5周辺につけることができています。ただレースではいくつか小さな問題があり、表彰台を獲得することはできませんでした」
「パドックでも最高の組織、チームのひとつに加入します。僕は2016年、そしてアキのアカデミーにいた時から、彼がどのように働いているかを知っています。そこから多くのことを学びました。Moto2ではスキルやライダーは接近しており、ギャップはとても小さくなっています。0.1~0.2秒の差が、5つや6つのポジションの差になるんです。個人として改善する方法を見つけ出すのはとても難しいですが、適切なチームと一緒であるなら、そうした小さな一歩を踏み出すことができます。もう既に2020年に向けてのモチベーションが溢れています」
アキ・アヨ
「2020年に向けて全てが準備されたことに本当に満足しているし、(2020年に向けた)最初のヘレステストに向けてモチベーションに溢れている。ホルヘとテツ、我々のMoto2ライダーラインアップは本当に強力なものだと感じている。ふたりとも今季は大きな改善を示していた。特に後半戦ではトップに近づいていた。テストを開始したら、良い形になるだろうと私は感じている」
ピット・ベイラー
「哲太はMoto2で注目を集めている。ここ最近ではブラッド・ビンダーがMotoGPに昇格し、KTM GPアカデミーというシステムでステップアップしたライダーとなった。哲太はアキのチームメンバーには良い選択肢だった。彼はMoto2での経験を持ち込み、アキのやり方についても既に知っているため、期待が持てる」
「2020年、そして今後数年間の、我々のFIMワールドチャンピオンシップへのコミットメントと概略については説明したが、アキはその重要な一部だ。KTM GPアカデミーはミゲル・オリベイラやブラッド・ビンダーといった、MotoGPへ昇格する多くの才能を見つけ出すための仕組みなのだ」
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