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「最後にはレースを楽しむことができた」中上貴晶、転倒で鎖骨痛めるも出走し10位獲得

MotoGP第3戦ポルトガルGPでLCRホンダの中上貴晶は、10位でフィニッシュ。初日に転倒した影響から鎖骨を痛めていた中でのこの結果には満足していると語った。

Takaaki Nakagami, Team LCR Honda

写真:: Gold and Goose / Motorsport Images

 アルガルヴェ・サーキットで行なわれたMotoGP第3戦ポルトガルGPで、LCRホンダの中上貴晶は10位でフィニッシュ。今季初のポイントを獲得した。

 中上はグランプリ初日にホームストレートで速度の出ている状況で転倒。それによって骨折こそなかったが右鎖骨を痛めてしまい、2日目の予選は出走を取りやめることになった。

 身体を1日休めた中上は、痛みの襲う体をおして決勝レースへ出走。最後尾からのスタートとなったが、スタートで彼は一気にポジションを14番手付近にまで上げ、以後は転倒者が多く出る中でも粘り強く走行。最終的に10位でゴールし、今季初のポイントを獲得した。

 レースを振り返った中上は転倒の影響で周回が重ねられていなかったこともあり、ハードなレースだったとコメント。しかしそれでも10位という結果を持ち帰れたことは満足できる結果だと語った。

■中上貴晶(10位 +23秒676/LCR Honda IDEMITSU)

「最後尾からのスタートで、しかも身体を痛めていたので今週末はあまり周回できず、とてもハードなレースでした」

「レースに挑戦できてとてもうれしいです。たくさんのライダーたちをオーバーテイクすることができました。とても難しいことですが、スタートから力強い走りにトライしました。最後にはレースを楽しむことができました」

「まさか10位を獲得できるとは思っていませんでした。今大会は1ポイント獲得だけでも満足したと思いますが、10位でフィニッシュできたので、とてもよかったです。ヘレスに向けて身体を休めたいです。これが今は一番大事なことです」

「クリニカモバイルに感謝したいです。ここ数日彼らは最高の仕事をしてくれました。またチームにも感謝したいです。彼らのサポートとピットの雰囲気がこの結果を可能にしてくれたと思います」

 

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