トップ5フィニッシュを誓う中上貴晶、クラッチローも“全力バックアップ”

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トップ5フィニッシュを誓う中上貴晶、クラッチローも“全力バックアップ”
執筆:
2019/01/15 7:06

2018年11月に行われたヘレステストでトップタイムを記録した中上貴晶は、来シーズン1年落ちのマシンに乗る唯一のライダーとなることについて“難しい”と語る。

 LCRホンダの中上貴晶は昨年11月に行われたヘレステストにおいて、タイムシートのトップに躍り出るという驚きを見せた。この時彼が使用していたマシンは、チームメイトのカル・クラッチローが2018年に乗っていたRC213Vだった。

 2018年シーズンは中上と同様、マルクVDSのフランコ・モルビデリとトーマス・ルティのふたりも2017年仕様のマシンを使用していた。しかし、2019年シーズンはマルクVDSが最高峰クラスへの参戦を取りやめているため、中上は1年落ちのマシンを使用する唯一のライダーとなってしまう。

 2017年仕様のマシンは“乗りにくい”と悪名高く評価されていたが、中上は2018年仕様のマシンに乗った後、“非常に大きな改善があった”とその違いを語っている

 また、中上は2018年仕様と最新型の2019年仕様の間にある差はそれほど大きくないと考えているようだ。だが、ひとりだけ型落ちのマシンに乗るこの状況が理想ではないと、彼は認めている。

「これは難しい状況です」

 中上はそう語る。

「レプソル・ホンダの2人は、まだ2019年仕様のマシンを開発しているところです。マシンは100%調整されたわけではなく、まだ彼らは仕様違いのバイクで多くのテストをしているんです」

「でも、それは僕の助けにはなりません。ホンダには4人のライダーがいて、そのうち3人は2019年仕様に乗っています。そして、僕だけが1年落ちのマシンに乗るわけですからね」

「とにかく、“2017年から2018年仕様”のような大きな改善ではないでしょう。2018年と2019年仕様のギャップは恐らくより小さいと思っています」

クラッチロー:中上はトップ6フィニッシュを狙わなければならない

 2019年シーズンも中上のチームメイトとなるクラッチローだが、彼は2018年シーズンをランキング20位で終えた中上が、参戦2年目となる来シーズンにより強くなることを望んでいる。

 中上は最終戦バレンシアGPでウェットレースの中、初めてトップ6フィニッシュを果たした。クラッチローはここから中上がコンスタントにトップ6を狙っていくべきだと考えている。

「彼は多くのレースで完走しているし、良い仕事をしていると思う。MotoGPクラスのルーキーイヤーで完走するのは簡単なことではないからね」

 クラッチローはそう語る。

「来年は彼にとって良い年になると思う。僕も彼がトップ集団で走る事に向けて努力するのを助けていこうとしている。僕自身はライダーとして、チームはチームとしてね。中上はトップ6を目指す必要があるし、僕は彼ならそれが可能だと思っている」

 中上自身も2019年の目標は、コンスタントにトップ10フィニッシュを果たし、特定のトラックではトップ5に割って入ることだと述べる。

「どのレースでもトップ10でゴールしなければならないと思っています」

 中上は続ける。

「幾つかのトラックではトップ5でフィニッシュするチャンスがあるでしょう」

「特に、ここヘレスのような僕の好きなトラックではトップ5、トップ6で終えるチャンスがあると、そう考えています」

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この記事について

シリーズ MotoGP
ドライバー カル クラッチロー 発売中 , 中上 貴晶
チーム Team LCR
執筆者 Jamie Klein