2020年MotoGPで大事故発生のレッドブルリンク、ターン2改修は無し。高速コーナーに危険性指摘も

MotoGPオーストリアGPの舞台であるレッドブルリンク。2020年シーズンはここで大きなクラッシュが発生したが、その事故のあったターン2のレイアウトは変更されないようだ。

2020年MotoGPで大事故発生のレッドブルリンク、ターン2改修は無し。高速コーナーに危険性指摘も

 2020年のMotoGP第5戦オーストリアGPの舞台となったレッドブルリンク。その決勝レースではターン2で大きなクラッシュが発生した。この事故により、当該コーナーのレイアウトには問題があるのではないかという指摘もなされたが、改修などは行なわれないことが確認された。

 問題のクラッシュが発生したのは、ホームストレートを右に曲がった後、鋭角のターン3へと繋がる緩い全開の左コーナー”ターン2”である。ヨハン・ザルコ(当時アビンティア)が外側のラインからオーバーテイクを狙った際、フランコ・モルビデリ(ペトロナス・ヤマハSRT)のリヤに接触。2台のマシンは大きく放り出され、その先のターン3を通過していたヤマハのマーベリック・ビニャーレスとバレンティーノ・ロッシにあわや接触という位置に飛んで行ってしまうという、大惨事一歩手前の衝撃的なクラッシュだった。

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 2連戦となったスティリアGPでは、ターン3へ向かう内側のバリアを延長し、コントロールを失ったマシンが同じような軌道をたどらないようにするための措置が取られることになった。

 このクラッシュによって、コースレイアウト自体に問題があるのではないかという指摘も浮上。問題のターン2でスピードを落とすために、レイアウト変更が必要だという議論もなされた。

 2021年シーズンもオーストリアGPはそのレッドブルリンクで開催予定だが、motorsport.comドイツ版の取材によれば、サーキットはコースレイアウトに変更を加えるつまりはないことが分かった。

 なおスティリアGPで設置されたバリアなどは、今季も使われるという。

「これが2021年に向けてホモロゲートされたものであり、グランプリウィークエンドを開催する方法だ」

 レッドブルリンクのレースディレクターであるアンディ・メクラウはそう語った。

「全てはFIM(国際モーターサイクリズム連盟)の要求に従って実施されている」

「レッドブルリンク、そしてシュピールベルク・プロジェクトは、レースの安全を確保するために全力を注いでいる」

「責任者として言えるのは、レースはこのスポーツに携わる人、そして関係者全員にとって安全に行なわれなければならないということだ」

「安全が最優先事項だ。もしバイクがさらに速くなれば、再びシケインについて議論も可能だろう」

「それはFIM次第だ。彼らにはコースが安全であることを確認し、承認する責任がある」

「このレーストラックは何年にも渡って適応し、発展を続けている」

「過去10年間、我々は安全性に関して組織的に対応してきた」

「レッドブルリンクはそのショーケースのようなコースなんだ」

 

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シリーズ MotoGP
執筆者 Lewis Duncan