ビニャーレスの“まさか”KTM陣営移籍、アプリリアのリボラCEOは「裏切られたとは思わない」

アプリリア・レーシングのマッシモ・リボラCEOは、今年限りでチームを離れる決断を下したマーベリック・ビニャーレスについて「裏切られた」かのようには感じていないと語った。

Massimo Rivola, Aprilia Racing CEO, Maverick Vinales, Aprilia Racing Team

Massimo Rivola, CEO de Aprilia Racing, Maverick Viñales, Aprilia Racing Team

写真:: Gold and Goose / Motorsport Images

 マーベリック・ビニャーレスは先日、2024年限りでアプリリアを離れて来シーズンはテック3 KTMからMotoGPに参戦すると発表した。突然の離脱決定となったが、アプリリアの責任者はこの動きを裏切られたようには感じていないという。

 5月にこれまで長年チームをキャプテンとして牽引してきたアレイシ・エスパルガロの今季限りでの引退が発表されて以来、アプリリアはライダーラインアップの策定に奔走することになった。

 ただこの時はビニャーレスが当然契約を延長すると見られており、あくまでもアプリリアはエスパルガロの後任を探すといった状況だった。当時、アプリリアのマッシモ・リボラCEOも、ビニャーレスの延長を望んでいるとメディアに語っていた。

 しかし、そこからアプリリアの状況は大きく動いた。ドゥカティがファクトリーチームへ昇格させるライダーを巡る判断を土壇場で翻したことが要因となり、今シーズンのタイトル争いをリードしているホルヘ・マルティン(プラマック)を、アプリリアが獲得したのだ。

 その一方でビニャーレスは6月中旬に、テック3 KTMへ移籍することが公表されたが、その後アプリリアは後任にマルコ・ベッツェッキを獲得したと発表し、2025年にライダーラインアップが一新されることになった。

 ただビニャーレスの移籍には”恩知らず”のような印象も抱かれている。そもそもビニャーレスは2021年シーズン中にヤマハと喧嘩別れの形でチームを離脱。”無職”となっていた彼は、スズキ時代のチームメイトであったエスパルガロの後押しからアプリリア加入のチャンスを得た経緯がある。

 それだけにアプリリアに実質的にオファーを投げる選択肢を与えずに、KTM陣営へ移る決断を下したビニャーレスに、アプリリアは「裏切られた」と感じているのではないかと思わせたのだ。

 しかしリボラCEOはそうは考えていないという。

「ライダー達はそういうものだし、彼らが自らのためになることをするのはフェアなことだ」

「彼らの興味を守るのは、我々の仕事だ」

「私は裏切られたとは思わなかった。それにホルヘの加入の発表時に、彼も裏切られたとは思わなかったのではないだろうか」

「ライダーは誰であれ、自らの直感や興味に従う必要があるだろう。特にマーベリックのようなライダーはね。我々は彼がチームで非常に快適に感じていたと思っている。彼は優れた結果を出せるライダーだということは分かっているし、オースティンでの結果がその証拠だ」

「彼は変化の時が来たと感じたのかもしれない。そして今の彼の大きな目標は、異なる4メーカーで勝利することになっているのかもしれない」

 

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