バスティアニーニ、MotoGPルーキーイヤーは結果を急がず「適応する時間は人それぞれ」
MotoGPデビューを果たすエネア・バスティアニーニは、ルーキーとして表彰台獲得のような結果を残さなければならないというプレッシャーはないと語った。

2021年シーズン、MotoGPには3人のルーキーがデビューする。エネア・バスティアニーニとルカ・マリーニがエスポンソラマ・レーシングから、ホルヘ・マルティンがプラマックからと、全員ドゥカティ陣営からのデビューとなる。
2020年のMoto2クラスチャンピオンに輝き、MotoGPデビューを果たすバスティアニーニだが、デビューシーズンから成績を残さなければならないとは感じていないという。
レプソル・ホンダから2020年にMotoGPデビューし、2度の表彰台を獲得した先代Moto2王者アレックス・マルケスの存在はプレッシャーになるかと訊かれ、彼は次のように答えた。
「実際にはそうでもない。それぞれのライダーの事情は異なるんだ」
「適応するのに時間がかかるかもしれないし、そうじゃないかもしれない。それがプレッシャーになることはない」
「でも、もし最初の年に結果が出なかった場合は、次の年に向けて何をすべきかを理解するために集中するよ」
バスティアニーニは、昨シーズン彼とMoto2クラスのタイトルを争ったマリーニとコンビを組むことになった。しかしバスティアニーニは、近年のMotoGPでは多くのことが”平準化”されているため、最高峰クラスでもふたりのライバル関係が続くとは考えていないという。
「最終的にそんなライバル関係が生まれるとすれば、それは僕たちが違いを生み出しているからだろう」
「だけど、そんな素晴らしいライバル関係が常に発生するとは限らない」
「近年バイクやチーム、ライダーなど何もかものレベルが揃ってきている。僕も主役になりたいと思っているけど、今はタイヤやチームのアプローチの仕方などに大きく左右されるんだ」
バスティアニーニとの関係を”完璧”だと捉えているマリーニは、成長するにつれてふたりの間に激しいライバル関係が生まれることを願っていると語った。
「そうなることを期待してるよ。だってそれはつまり、僕らが上手く行っているという意味だからね。でもMotoGPには強力なライダーがたくさんいて、(過去のような)ライバル関係は無いんだ」
「過去にはレースを勝てるようなライダーは2〜3人だったのが、今では12人のライダーと争わなくちゃいけない。みんなが僅差だとあまり差がつかない。それで勝つのが難しくなったのか簡単になったのかは分からないけどね」
「今の時代、かつてのMotoGPで見られたようなライバル関係は成り立ちにくくなっていると思う。でも将来、僕とエネアだけが強くなって、そうした関係になるのも良いかもしれないね」
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