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ドゥカティ、バニャイヤ援護のチームオーダーは無し? 「何も決まっていない」とジャック・ミラー

逆転タイトル獲得の可能性が残っているフランチェスコ・バニャイヤについて、第16戦エミリア・ロマーニャGPでチームオーダーを行なうかどうかの話し合いは行なわれていないとチームメイトのジャック・ミラーが語った。

Jack Miller, Ducati Team

写真:: Gold and Goose / Motorsport Images

 ドゥカティのジャック・ミラーは、MotoGP第16戦エミリア・ロマーニャGPにおいて、チームメイトのフランチェスコ・バニャイヤを援護するためにチームオーダーを実施するかどうかについては、まだ話し合われていないと語った。

 エミリア・ロマーニャGPではクアルタラロのチャンピオン獲得が決定する可能性があり、バニャイヤが逆転の望みをつなぐためにはクアルタラロよりも3ポイント以上多くポイントを稼ぐ必要がある。

 既にタイトル獲得のチャンスが無くなっているミラーは、必要ならチームメイトのためにブロック役をすることもいとわないと以前語っていた。

 そのため、ドゥカティは2017年にアンドレア・ドヴィツィオーゾにポジションを譲るようにホルヘ・ロレンソへ指示を出したように、ミラーにチームオーダーを発令することも現実的な選択肢だと考えられる。

 しかしエミリア・ロマーニャGPを前にした段階で、ミラーはバニャイヤ援護を巡るチームオーダーについては、話し合っておらず、決まったことは無いと明かした。

「確かに、重要なタイミングなのは分かる」と、ミラー。

「だけど(チームオーダーの有無については)今のところ公式には何も決まっていないんだ。ドゥカティにとっては、2台がトップ3に入ることも重要になると思う。そして僕らにはそうするだけの十分なチャンスがある」

 なおミラーは今シーズンの目標として、ランキング3位でのシーズン終了を挙げている。そのためには、28ポイント差となっている昨年王者のジョアン・ミル(スズキ)に追いつく必要がある。

「今年は”メダル”を獲得したいと思っている」

「僕らの経験してきた浮き沈みを考えれば、銅メダルも素晴らしいだろう」

「僕はここ数週間、調子がいいと思う。シーズン序盤のようなフィーリングなんだ。全てが欠けずに揃っているように感じられる」

「あとはそれを出していくだけだ。難しいことでもあるけど、これまでにできていたことだから、また実現させていこう」

「この終盤3レースは本当に重要だ。3レース全てで可能な限り、最大限のポイントを獲得していくことが目標になる。これまでのレースでは殆どの場所で速さを発揮できていたから、日曜日にそれを維持できるかどうかだ」

 

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