MotoGP最速タイトル獲得! マルク・マルケスの”すごさ”を記録が証明
ドゥカティのマルク・マルケスはシーズン終了まで5戦を残し、MotoGPでの7回目のタイトルを獲得した。これはMotoGP時代で前例のないほどの早さだった。
Marc Márquez, Ducati Team
写真:: Ducati Corse
MotoGP日本GPで、2025年シーズンのタイトル獲得を決めたマルク・マルケス(ドゥカティ)。彼にとっては怪我を乗り越え、6年ぶりにMotoGP王者に返り咲いた瞬間だった。
日本GP決勝で2位となったことで、ランキング2番手のアレックス・マルケス(グレシーニ)とマルク・マルケスのポイント差が201点まで拡大。残り5戦で獲得可能な最大ポイント数は185点であるため、逆転は不可能となったのだ。
今季のマルク・マルケスが歴史的な強さを発揮していることは誰の目にも明らかだが、5戦を残しての戴冠は歴史的な記録だと言える。2002年に500ccクラスからMotoGPへと生まれ変わって以降の記録を振り返ってみよう。
| シーズン |
タイトル決定レース |
タイトル確定時期 |
チャンピオン |
シーズン終了時のポイント差 |
|---|---|---|---|---|
|
2002 |
|
16戦中12戦目 |
バレンティーノ・ロッシ |
140 |
|
2003 |
|
16戦中14戦目 |
バレンティーノ・ロッシ |
80 |
|
2004 |
|
16戦中15戦目 |
バレンティーノ・ロッシ |
47 |
|
2005 |
|
17戦中13戦目 |
バレンティーノ・ロッシ |
147 |
|
2006 |
|
17戦中17戦目 |
ニッキー・ヘイデン |
5 |
|
2007 |
|
18戦中15戦目 |
ケーシー・ストーナー |
125 |
|
2008 |
|
18戦中15戦目 |
バレンティーノ・ロッシ |
93 |
|
2009 |
|
17戦中16戦目 |
バレンティーノ・ロッシ |
45 |
|
2010 |
|
18戦中15戦目 |
ホルヘ・ロレンソ |
138 |
|
2011 |
|
17戦中16戦目 |
ケーシー・ストーナー |
90 |
|
2012 |
|
18戦中17戦目 |
ホルヘ・ロレンソ |
18 |
|
2013 |
|
18戦中18戦目 |
マルク・マルケス |
4 |
|
2014 |
|
18戦中15戦目 |
マルク・マルケス |
67 |
|
2015 |
|
18戦中18戦目 |
ホルヘ・ロレンソ |
5 |
|
2016 |
|
18戦中15戦目 |
マルク・マルケス |
49 |
|
2017 |
|
18戦中18戦目 |
マルク・マルケス |
37 |
|
2018 |
|
18戦中15戦目 |
マルク・マルケス |
76 |
|
2019 |
|
19戦中15戦目 |
マルク・マルケス |
151 |
|
2020 |
|
14戦中13戦目 |
ジョアン・ミル |
13 |
|
2021 |
|
18戦中16戦目 |
ファビオ・クアルタラロ |
26 |
|
2022 |
|
20戦中20戦目 |
フランチェスコ・バニャイヤ |
17 |
|
2023 |
|
20戦中20戦目 |
フランチェスコ・バニャイヤ |
39 |
|
2024 |
|
20戦中20戦目 |
ホルヘ・マルティン |
10 |
|
2025 |
|
22戦中17戦目 |
マルク・マルケス |
(残り5戦で201) |
これまではバレンティーノ・ロッシ(2002年と2005年)とマルク・マルケス自身(2019年)が、残り4戦でタイトル獲得という記録を保持していた。その記録をマルケスが破ることになった。
マルク・マルケスは2014年、2016年、2018年にも日本GPでタイトルを獲得しており、いずれも3戦を残しての勝利だった。また、ロッシ(2008年)、ケーシー・ストーナー(2007年)、ホルヘ・ロレンソ(2010年)も3戦を残してタイトルを獲得したことがある。
また結果として、MotoGPで3年連続で続いていた、最終戦でのタイトル決着という記録は途絶えることとなった。2022年にドゥカティのフランチェスコ・バニャイヤはヤマハのファビオ・クアルタラロを破り、翌年はバニャイヤがプラマックのホルヘ・マルティンを下したが、2024年は僅差でマルティンがバニャイヤを打ち負かしていたのだ。
当然ながら、マルク・マルケスの今年の獲得ポイントも記録的なモノとなっている。彼は現時点で、541ポイントを稼いでいる。2023年以降、MotoGPにスプリントが導入され、1戦で獲得可能なポイントが25から37まで増えたことがポイント増加の大きな原因だが、バニャイヤは2023年に467ポイント、マルティンが508ポイントでチャンピオンに輝いたことを考えるとその圧倒的なパフォーマンスが浮き彫りとなる。
また、ランキング2番手のライダーとのポイント差もMotoGP時代最多となるかもしれない。マルク・マルケスは2019年にアンドレア・ドヴィツィオーゾに151ポイント差をつけたが、今年は前述の通り現時点ですでに201ポイント差の大量リード。シーズン終了までにその差がどれだけ開くかも注目のトピックだ。
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