MotoGP サンマリノGP

石油大手レプソル、ホンダとのパートナーシップの2024年終了を発表。30年の歴史に幕

スペインの石油大手のレプソルは、2024年限りでHRC(ホンダ・レーシング)とのパートナーシップを終了することが正式に明らかとなった。

Repsol Honda Team RC213V livery

 MotoGPに参戦するホンダ(HRC/ホンダ・レーシング)とレプソルは、2024年限りでパートナーシップを終了することを発表した。

 スペインの大手石油会社で、長年に渡ってホンダMotoGPチームのスポンサーを務めてきたレプソル。彼らの関係が今季限りで終わりそうだということは、motorsport.comが今年5月には報じていたが、9月8日に正式な発表が行なわれた。

 レプソルが初めてホンダをサポートしたのはロードレース世界選手権500ccクラス時代の1995年。ミック・ドゥーハン、アレックス・クリビーレ、伊藤真一の3名がレプソルカラーのNSR500を走らせた。以降両者のパートナーシップは途切れることなく、今シーズンで30年目を迎えていた。

 ただ2023年を最後にスペイン出身のレジェンド級ライダーであるマルク・マルケスが離脱したのを契機にレプソルは経済的な支援を減らすことになり、2024年のマシンカラーリングはホンダのトリコロールカラーをよりフィーチャーしたものへと変化した。

 そして2024年限りでホンダのスポンサーを離れると見られていたが、発表はレプソル・ホンダのライダー2名が体調不良によってレースを欠場した第13戦サンマリノGPの後というタイミングで行なわれた。

 レプソルは声明の中で「今後もモーターレースと関わり続けていく」と記している。

 なおレプソル・ホンダはこれまでに最高峰クラスで15回のタイトルを獲得し、チームタイトルも10回を記録している。最高峰クラスでの勝利回数は183回、表彰台は455回に及ぶ圧倒的な記録を残している。

 

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