MotoGP オーストリアGP

MotoGP昇格決めた小椋藍「これは夢! 2025年が楽しみ」今後の焦点はMoto2タイトル争いへ

日本人ライダーの小椋藍が、トラックハウスと契約し2025年にMotoGPクラスへ昇格することが決まった。小椋は最高峰クラスへのデビューが決まった嬉しさ、そして来季への意気込みを語った。

Ai Ogura, MT Helmets MSI

Ai Ogura, MT Helmets MSI

写真:: Gold and Goose / Motorsport Images

 8月15日、日本人ライダーの小椋藍が2025年シーズンにトラックハウスからMotoGPクラスデビューを果たすことが明かされた。小椋は昇格を喜ぶコメントを寄せ、残る今季のMoto2での戦いに集中していくと語った。

 小椋はホンダの育成ライダーとして世界選手権に挑んできたが、2024年からはMT Helmets MSIへ移籍。ホンダはスポンサーとしてのサポートとなっていた。

 motorsport.comでは既に、7月時点でトラックハウスと契約を結んだと報じていたが、それが8月15日に正式に発表された格好だ。

Ai Ogura, Trackhouse Racing, Justin Marks, Trackhouse Racing Team Owner, Davide Brivio Trackhouse Racing Team Principal

Ai Ogura, Trackhouse Racing, Justin Marks, Trackhouse Racing Team Owner, Davide Brivio Trackhouse Racing Team Principal

写真: Trackhouse Racing Team

 トラックハウス加入の発表に際し、小椋はMotoGPクラスへの昇格を喜びつつ、同時にタイトル争いを繰り広げているMoto2での戦いに集中していくと語った。

「まず最初に、このプロジェクトに関わる全ての人達、僕をサポートしてくれている人達に感謝を伝えたいと思っています。もちろん、これは夢ですよ!」

「これが最後のステップです。MotoGPは考えうる最高の場所なので、ここにたどり着くことができて、当然ながら本当に嬉しく思っています。トップクラスでレースができることがとても嬉しいですし、トラックハウス・レーシング・MotoGPチームと共にレースをしていくことが待ちきれません」

「このチームはとても競争力が高いですし、バイクも非常に強力です。ライダーとしての僕の仕事は、全力でできることを遂行することです」

「それはいつもと同じ考え方ですが、トラックハウスの一員となりMotoGPクラスへ彼らとステップアップできることがとても嬉しいですし、2025年の開幕がただ楽しみです」

「今は僕のMoto2のチャンピオンシップについて考える必要があります。僕は今年をできる限り最高の形で終えて、2025年にしっかりと準備をして臨みたいと思っています。皆さんありがとう。来年会いましょう!」

 小椋は今シーズンのMoto2で、丁度折り返しとなる10戦終了時点で2勝をマークして、ランキング2番手。ランキング首位はチームメイトのセルジオ・ガルシアで、その差は18ポイントとなっている。

 

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