KTM離脱のオリベイラ、4年で5勝も「望んでいたことが達成できなかった」
ミゲル・オリベイラは2023年にRNFへ移籍するが、KTMでは良い点もありつつ、結果の面で望んだようなことができなかったと振り返っている。
写真:: Gold and Goose / Motorsport Images
ミゲル・オリベイラは4年間在籍したKTM陣営を離れ、2023年からは新たにアプリリア陣営となるRNFへ加入する。今季も優勝を記録しているものの、KTMでは望んでいたことを達成できなかったと感じているという。
オリベイラは2019年にKTMのサテライトチームであるテック3へ加入。2020年のスティリアGPではテック3に初優勝を持ち帰り、翌年にはファクトリーチームへ昇格した。
ファクトリーでの2年間で、彼は3勝を記録。KTMでは計5勝をマークしているが、陣営には残留しなかった。
KTMのジャック・ミラー獲得にともない彼にはテック3のシートが提示されたが、サテライトチームへの降格を受け入れなかったのだ。そして、オリベイラはアプリリアへ鞍替えするRNFへの移籍を選んだ。
彼はKTMでの時間は”成功”だったとしつつも、望んでいたことを達成できなかったと考えていると語った。
「この4年間は成功だったと思うよ」
KTMでのキャリアで望みは達成できたかと聞かれた際、オリベイラはそう答えた。
「僕の望んでいたほどにはスムーズにいかなかったかもしれない。2019年と2020年はシーズン中に怪我をしてしまったのが、間違いなく大きなツケになってしまったはずだ」
「ただ進歩してきたのは間違いない。僕が2019年にキャリアをスタートさせた時から、彼らは異なるスペックの良いマシンを用意してくれていたんだ」
「結果という面では、僕は自分の望んでいたことをできなかったという気持ちで去ることになると思う」
「もっと時間をかければ、良くなっていただろう。でも状況としてはこういった形なんだ。もっと前進していければいいね」
またオリベイラはKTM時代のハイライトについても尋ねられたが、彼はテック3で初優勝を果たしたスティリアGPを挙げている。
「初勝利だろうね。初というのは素晴らしいモノだった」
「今シーズンも2回勝っていて、それも素晴らしい。でも初めての勝利というのは、一番インパクトのあるものなんだ」
バレンシアGPから間を開けずに行なわれたポストシーズンテストでは、アプリリアへの乗り換え初日にもかかわらず、彼は4番手タイムをマーク。順調な滑り出しを見せた。
テスト開始前、オリベイラはこう語っていた。
「別の挑戦を開始する時期が来たんだ。僕はそう感じている」
「前にも話したけど、僕はKTMがチャンスをくれたことに本当に感謝している。だから気持ちの上としては、『別のプロジェクトに行くときが来たんだ』という感じなんだ」
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