MotoGP サンマリノGP

ヤマハMotoGP、今季限りで退任するリン・ジャービスの後任を発表。新マネージングディレクターはWSBK等率いたパベシオ

ヤマハ・モーター・レーシングは、これまで長年マネージングディレクターを務めてきたリン・ジャービスの後任にパオロ・パベシオが就任すると発表した。

Paolo Pavesio, Managing Director of Yamaha Motor Racing

Paolo Pavesio, director de Yamaha Motor Racing

写真:: Yamaha

 ヤマハのMotoGP活動を長年率いてきたリン・ジャービスの後任が、同グループ内で手腕を振るってきたパオロ・パベシオとなることが発表された。

 ジャービスはMotoGP活動を担っているヤマハ・モーター・レーシングで、1999年にマネージングディレクターへ就任。それ以降長年同職を務め、これまでにライダーズタイトル8回、コンストラクターズタイトル6回、チームタイトル7回の獲得に貢献してきた。

 そんなジャービスは今年春の段階で、motorsport.comのインタビューに対して今年限りで退任する予定だということを明らかにしていたが、9月2日にヤマハがジャービスの退任と後任人事を正式に発表した。

 後任として新たにマネージングディレクターとなるのは、Yamaha Motor Europe N.V.(YME)でマーケティング&モータースポーツ担当ディレクターを務めたパオロ・パベシオだ。

 パベシオはYME在籍中の11年間で、マーケティングとモータースポーツを中心としたYMEの事業再編を主導。そしてその再編されたモータースポーツ部門はスーパーバイク世界選手権(WorldSBK)、世界耐久選手権(EWC)、MXGPでチャンピオンを獲得している。

 ヤマハは現在MotoGPで苦戦が続いているものの、2025年にはプラマックを新たにサテライトチームとして迎えるなど、体制を拡大、より開発を加速させようとしている。新たなマネージングディレクターのもと、ヤマハの復活が加速することが期待される。

 ヤマハ発動機のMS開発部長兼ヤマハ・モーター・レーシング社長の鷲見崇宏は次のようにコメントを寄せた。

「個人として、また当社を代表して、26年間にわたるリン・ジャービス氏の献身と功績に感謝します。彼の責任感、勤勉さ、リーダーシップは、MotoGPでの当社の成功に大きく貢献しており、引き続き彼の知識と経験がチームに生かされることを嬉しく思います」

「リンの後任には、YMEのマーケティング&モータースポーツディレクターとしてWorldSBK、EWC、MXGPで当社を世界チャンピオンに導いた豊富な経験を持つパオロ・パベシオがマネージングディレクターに就任します。1月にパオロをYMRに迎えることを楽しみにしており、彼のリーダーシップのもと、当社が目指すMotoGPでの将来の成功を確実なものにできると確信しています」

 

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