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衝撃事故多発のMotoGPカタルニアGP。アコスタも3回目の再スタートに疑問「ちょっと賛成できない」 そして小椋藍の謝罪に感激「あの謙虚さには脱帽」

KTMのペドロ・アコスタは、MotoGPカタルニアGPの決勝でアレックス・マルケスとの接触に至った原因、そしてレース最終周の小椋藍との接触などについて語った。

Alex Marquez, Gresini Racing crash

 KTMのペドロ・アコスタは、MotoGPカタルニアGPで3度目のスタートが切られたことを批判。アレックス・マルケス(グレシーニ)とヨハン・ザルコ(LCR)が大怪我をする事故が起きた後は、再スタートするべきではなかったと訴えた。

 アコスタはMotoGPカタルニアGPの決勝レースで首位を走っていた。しかしターン9〜ターン10に続く比較的長い直線区間を走行中、マシンは突如パワーを失った。

 アコスタはマシンの不調を訴えるべく、すぐさま左手を挙げた。しかしマルケスがアコスタのマシンの真後ろに迫っており、避けきれずに追突。マルケスはマシンのコントロールを失ってランオフエリアに飛び出し、転倒することになってしまった。

 このクラッシュでマルケスは、もんどり打って地面に叩きつけられ、最悪の事態も心配された。しかし不幸中の幸いか、複数箇所を骨折し病院に入院することになったものの、命に別状はなかった。

 また、クラッシュし大破したマルケスの車両のフロントフォークがもげ、コース上を走っていたファビオ・ディ・ジャンアントニオ(VR46)がこれに激突して転倒するという事故も起きた。

 この事故で赤旗が掲出され、レース中断。その後再スタートが切られたが、この再スタート後に2度目の事故が起きた。

 この事故は3台が絡む事故であったが、ザルコは接触したフランチェスコ・バニャイヤのドゥカティに足がひっかかるような格好となってしまい、そのバイクと共に複数回回転してしまったのだ。

 こちらもかなりひどい事故だったが、ザルコも命には別状なく、靭帯の損傷とかかとの骨折だけで済んだ。

 アコスタは、このようなひどい事故が立て続けに2回も起きた後、さらにレースを再スタートさせた判断に疑問を呈する。

「今日のレースについては、多くを語る必要はないと思う。最も重要なのは、マルケスとザルコ、そしてクラッシュした他のライダーが全員無事だったということだ。またしても、非常に悪い結果になりかねない日曜日だった」

 アコスタはDAZNスペインにそう語った。

「決して気持ちが良いモノではない。今日のようなことが起きた時、何事もなかったかのように振る舞い、通常通りコースに出るというのは、本当に酷いことだ」

「MotoGPのライダーであれば、こういう事態についてはある程度経験がある。しかし赤旗が出た後にコースに戻るのは理解できたとしても、2度目の赤旗の後となると……そこでレースを再開すべきかどうかは、正直に言って賛成できない」

「同じレースで、既に2度も不幸な出来事が起きてしまった時には、もう一度レースを再開させる意味はあまりないと思う。ショーよりも、ライダーの健康が優先されるべきだ」

Pedro Acosta, Red Bull KTM Factory Racing crash

Pedro Acosta, Red Bull KTM Factory Racing crash

Photo by: Gold and Goose Photography / Getty Images

 なおアコスタは大クラッシュの引き金となった自身のマシンの急減速についても、次のように説明している。

「どうやら電気系のトラブルだったみたいだ。バイクは突然停止したように、何もかもが動かなくなってしまった。スロットルにも反応しなくなった。それでカウルに身を隠そうとしていた時に、突然の衝撃を受けた。その衝撃で、バイクが前に投げ出されたように見えたんだ」

 なおリスタート後のレースにも、アコスタはマシンを修復して出走できた。そのレースでも大半で首位を走ったが、徐々にペースが落ちてしまい、首位陥落。その後後続のライダーにも抜かれ、4番手まで後退した。

 さらに最終ラップの最終コーナーで、小椋藍(トラックハウス)にイン側に飛び込まれてしまう。そして接触。アコスタはこれで転倒し、チェッカーを受けることすらできなかった。

 これにより小椋には、ロングラップペナルティに相当する3秒のタイム加算ペナルティが科された。

 その小椋はレース後、KTMのガレージを訪れて謝罪。この姿勢には、アコスタも感激したようだ。

「レースではよくあるクラッシュだ。誰もが一度は、行きすぎてしまうようなことを経験することだろう」

「でも彼はガレージにやってきて謝罪してくれた。しかも僕がピットに戻ってくるまで、彼は長い間待っていてくれた」

「彼の謙虚さには脱帽する」

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