引退決断のペドロサ、怪我に苦しみ「もっと頑丈な身体が欲しかった」
MotoGPのキャリアの中で多くの怪我に見舞われたダニ・ペドロサは、引退に際して、もっと頑丈な身体が欲しかったと振り返った。
写真:: Gold and Goose / Motorsport Images
ドイツGPの木曜記者会見で引退を発表したダニ・ペドロサ(レプソル・ホンダ)は自身のMotoGPキャリアを振り返り、怪我に強い身体が欲しかったと語った。
2001年に125ccクラスに参戦し、世界選手権デビューを果たしたペドロサ。以来、ホンダのバイクに乗り続けてきたが、2018年限りでのMotoGP引退を発表した。
MotoGPでは通算31勝を挙げているペドロサ。同時に、そのキャリアは怪我との戦いでもあった。2006年に最高峰クラスにデビューした彼は、負傷によって計10戦を欠場している。
「僕はおそらく、もっと頑丈な身体が欲しかったんだと思う」
自身のキャリアを振り返ったペドロサは、そう語った。
「僕が問題を抱えたような多くのシチュエーションで、そのインパクトにもっと耐えることができていたら、怪我をより少なくすることができただろう」
32歳のペドロサは、多くの怪我を負ったことが引退を早めたと認めた。
「いずれにせよ、怪我がここに到達するスピードを速めたのは確かだ」
「以前のスポーツマンは、そのキャリアを今よりももっと早く終わらせていた。それはとても素晴らしいことだ。だけど、僕が負った怪我がそのスピードを速めた」
ペドロサが引退を決定した一番大きな理由が、全力を尽くすことができず、優先順位が変わったことだという。
「僕が引退に至った何よりの理由は、僕がレーシングに人生を捧げる強度が変化したことだ」
「今はちょっと違っているし、優先順位も少し違う。僕は1000%レースに生きてきたし、自分が持っている全てを捧げてきた。でも自分自身に正直に言えば、今はそれが少し違っているんだ」
「だから現実的に、これは僕が選択しなければならない道だと思う」
ペドロサは、ヤマハの新しいサテライトチームとなったSICレーシングに移籍が有力視されていた。彼は現役を続行するという選択肢についても言及し、その可能性はあったと語った。
「バルセロナで言ったように、僕にはキャリアについていくつかのアイデアがあった。チャンスは増えていたし、その意味では決してドアを閉めなかった」
「最終的に、僕はそのオプションについて時間をかけて考えた。決断を下す時に時間をかけるのはいいことだ。仲間や家族とともに過ごすよりも、それについて考える時間の方が長かった」
「でも最終的に……フィーリングで引退を決めた」
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