ワイルドカード参戦決定のダニ・ペドロサ「たくさんのファンに会えることも楽しみにしている」

　MotoGPのスペインGPでワイルドカード出場が決まったダニ・ペドロサは、2021年以来となるレース出場を楽しみにしているようだ。

　ペドロサは2018年限りでMotoGPライダーとしての引退発表。以降はKTMのテストライダーに就任したため、この世界との関わりを維持し続けてきた。

　そして2021年、ペドロサはテストライダーとして初めてワイルドカードでグランプリに出場。ただ、2022年はレースに出ることはなかった。

　しかしKTMの2023年シーズンに向けたチームローンチイベント後の会見で、ペドロサがスペインGPにワイルドカード参戦することが明かされた。ペドロサとしては約2年ぶりのMotoGPへの参加ということになる。

　ペドロサは2月1日にSNSへの投稿で、今回のワイルドカード参戦についてのコメントを発表。久しぶりのワイルドカードはKTMにとって大事な機会だと語りつつ、再び母国ファンの前で走ることに対して喜んだ。

「MotoGPファンの皆、そしてバイクファンの皆、こんにちは。ニュースでもう知っていると思うけど、ヘレスで行なわれるMotoGPスペインGPに参加することになった」

「KTMレーシングチームと参加するこの機会を持つことができて、とても嬉しく思う。このワイルドカード参戦はスプリントレースや、新しいMotoGPのレースフォーマットの経験を得ることを主な目的としている。新しいレースウィークエンドの経験を、できるだけ積めたらと思っている」

「いつも素晴らしい雰囲気になるヘレスでのレースに参加することができて嬉しい。またたくさんのファンに会えることも楽しみにしている。ベストなライダーたちとコースを共にするけど、会場に来られない人もテレビなどで楽しんで貰えればと思う。ありがとう」

　なおペドロサにとってヘレスは、MotoGPの最高峰クラスで3勝をマークするなど相性の良いサーキット。4月末に予定されているスペインGPでは、ペドロサに注目が集まることは間違いないだろう。