ペドロサ、まだまだやれる? 初スプリントレース6位で現役勢と争う。でもバイクレース復帰の意向はナシ
MotoGPスペインGPのスプリントレースで6位とブランクを感じさせない走りを見せたダニ・ペドロサ。ただ、彼はだからといって”引退撤回”に気を惹かれるようなことはないと語った。
KTMでテストライダーを務めているダニ・ペドロサ。彼はMotoGP第4戦スペインGPのスプリントレースでは6位と好結果を残しているが、引退の判断を今更悔やむようなことはなかった。
ペドロサは2018年の引退以来、今回が2回目のワイルドカード参戦となっている。初日に総合3番手タイムを記録して周囲を驚かせたペドロサだったが、スプリントレースでも6位フィニッシュとブランクを感じさせない走りを披露した。
久しぶりのMotoGPにもかかわらず、優勝したKTMのブラッド・ビンダーから1.738秒差しか離されないなど、ペドロサは明らかに速さを示していた。そのため、バイクレースに復帰も可能なのではないかと尋ねられることになったが、彼は未練は無いと語った。
「いや、(復帰もよくある)四輪レースとバイクレースは同じじゃないからね」
「それに、僕は自分のしていることをとても楽しんでいるし、凄く満足しているんだ」
「(スプリントでは)僕は集団で走っていて6番手だった。トップ2の戦いも視認することができたし、最終的にジャック(ミラー/KTM)は3位になっていた。うちの2台のマシンが表彰台に上がって、僕もそこに近い位置につけたのは、やりがいのある結果だった」
今回のワイルドカード参戦にあたり、ペドロサは実戦におけるバイクの動きを知るためなど、データ収集が目的だと語っていた。
スプリントを終えたペドロサは、単独と集団内部で走っている際の違いを感じ取ることができたと語っている。
「昔、僕のキャリア終盤にはすでに感じ始めていたけど、それでもウイングやエアロダイナミクスは今ほどではなかった」
「スリップストリームに入っているのか、単独なのかで小さな違いは感じられていたが、それでも大体は同じだった」
「今はそのふたつの間には、大きな違いがある。他のバイクが自分に大きな影響を与えてくるため、大事な要素になっている」
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