マルケス復帰後に聞こえた“疑問の声”に「彼が何者なのか忘れていたのでは?」とチームマネージャー
レプソル・ホンダのアルベルト・プーチは、今季怪我から復帰を果たしたマルク・マルケスの能力を疑うコメントがあったことについて、「マルケスが誰なのか忘れていたのではないか」と語っている。
2021年のMotoGPでは、第3戦ポルトガルGPでレプソル・ホンダのマルク・マルケスがじつに9ヵ月ぶりとなるレース復帰を果たした。
2020年7月のクラッシュの影響は大きく、右腕を骨折したマルケスは3度の手術が必要となり、復帰後もすぐに本調子とはいかずに苦しい戦いが続いていた。
緩やかに回復を続けたマルケスは右腕や右肩に負担の少ない第8戦ドイツGPで、復帰後初優勝を記録。さらに右コーナーの多い第9戦オランダGPでも20番手スタートから7位と大きく順位を挙げるなど、回復が進んでいることを伺わせた。
そんなマルケスだが、大怪我からの復帰となるため、彼が再び強さを見せることができるか疑問視する向きがあったのも確かだ。チームマネージャーのアルベルト・プーチはそうした“妙な”コメントについてはマルク・マルケスという男が何者なのか忘れていたのだろうと語っている。
「思うに、一部の方たちはマルク・マルケスという男が何者なのかを忘れていたのではないか」と、プーチはMotoGP.comに語った。
「新聞やニュースを山程読む人間ではないし、そこまで興味も無いが、プレスマネージャーから聞いた話では、マルクの復帰や彼の可能性について妙なコメントもあったようだ」
「彼らがマルク・マルケスのレベルを真に理解していたかどうかは分からない。マルクの怪我からの復帰は予想よりもかなり難しいものではあった」
「ただ彼が現在やっているものは本当に素晴らしい。私も彼が腕1本でライディングするとは言えないが、彼は1.5本の腕で乗っているんだ」
「彼は明らかに肉体的に100%ではない。それを可能にしているのも彼なんだ」
「これはホンダのチームマネージャーとしてではなく、元ライダーとして話すのだが、彼のポテンシャルは他のライダーからはかけ離れていると思う」
なおマルケスはサマーブレイク中盤になり、モトクロスでのトレーニングを再開させたことを明かしている。
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