ペトルッチ、実はKTM加入が内定? ドゥカティ放出から一転しMotoGP残留か
2020年限りでドゥカティ離脱の決まっていたダニーロ・ペトルッチだが、既に2021年シーズンからのKTM移籍が内定状態にある可能性が高いようだ。
写真:: Gold and Goose / Motorsport Images
MotoGP2021年シーズンに向けたライダーの移籍市場はここ数週間で大きく動いた。
まず現KTMのポル・エスパルガロが2021年からはレプソル・ホンダへ移籍するという情報がキャッチされ、驚きを持って迎えられた。今季は1レースも行なっていない段階で、アレックス・マルケスをファクトリーチームから外すという決断を下したのだ。
その後KTMはエスパルガロの後任探しに着手しており、6月17日にはKTM本社をダニーロ・ペトルッチとマネージャーが訪問し、協議を行なったとGazzetta dello Sportが報じている。
現在ドゥカティに所属するペトルッチは、既に2021年のシートを失ったことを認めており、MotoGP残留のチャンスを求めていたため、突如空いたKTMのシート確保に動くのも妥当と言える。
彼のマネージャーであるアルベルト・ヴェルガニはKTMを訪問して行なった協議について、非常にポジティブなものだったと語った。その際、KTMのステファン・ピエラCEOの最終決定を待っている状態だと示唆してもいた。
しかしmotorsport.comが得た情報によると、実際にはペトルッチとKTMの契約は既に署名されており、2021年からKTMにペトルッチがエスパルガロの後任として加入する可能性が高いようだ。
ペトルッチの将来について、ドゥカティのスポーティングディレクターであるパオロ・チアバッティはスーパーバイク世界選手権(WSBK)移籍のオファーが準備されていたと語っていた。しかし彼はもしペトルッチがライバルに移籍してもMotoGPに残れるなら、喜ばしいことだとも述べている。
「我々はダニーロのことがとても好きだ。そして我々は自分たちが信じる選択肢を選び、ジャック・ミラーに焦点を当てた」と、チアバッティは言う。
「ダニーロがMotoGPに留まるための解決策を見つけられたなら、個人的にも非常に喜ばしいことだ」
「我々は彼にWSBKでの役割をオファーする準備ができていた。しかし彼の意思はMotoGPに留まって、自身の才能と価値をここで証明することだった」
「もしKTM移籍が現実のものとなったら、たとえライバルだとしても今後数年間をトラックで共にできてとても嬉しいよ」
またドゥカティはアンドレア・ドヴィツィオーゾとの契約延長を目指しているが、今週になってその話し合いに進展があったとチアバッティは認めている。
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