ペトルッチ、ドゥカティファクトリー離脱を認める。ミラー昇格でしわ寄せ
MotoGPに参戦するダニーロ・ペトルッチは、ドゥカティとの契約が更新されず、2020年限りでファクトリーチームを離れることを認めた。
写真:: Gold and Goose / Motorsport Images
MotoGPにドゥカティから参戦しているダニーロ・ペトルッチは、2020年末までとなっているドゥカティとの契約が更新されないことを認めた。
5月27日、ドゥカティは2021年のライダーとして現プラマックのジャック・ミラーを起用することを発表。アンドレア・ドヴィツィオーゾとドゥカティの契約延長交渉は条件面で足踏みしているものの、契約延長そのものは既定路線と見られており、ペトルッチは放出されることが確実視されていた。
そして6月1日にイタリアのTV番組に出演したペトルッチはインタビューの中で、ミラーがファクトリーチームに昇格したことで、自身とドゥカティの契約が延長されないことに決まったと明かした。
ペトルッチは2019年にホルヘ・ロレンソの後任としてドゥカティに昇格。イタリアGPではマルク・マルケス(レプソル・ホンダ)とドヴィツィオーゾを抑えてMotoGPでの初優勝を挙げ、2020年の契約延長を勝ちとった。
「ドゥカティは僕らの関係を継続しないことを決めた」と、ペトルッチは認めている。
「残念だ。でも僕の目標はMotoGPに留まって、このカテゴリーでレースをすることだ。去年僕は勝利していて、また勝ち続けたいと思っている」
「こうした経験をさせてくれて、彼らには感謝している。今年はまだ満足を得られるレースが残っている。自信もあるし、早くレースが始まることを願っているよ」
ペトルッチはMotoGPに留まりたいと語っているが、古巣であるプラマックに戻ることは難しいとみられる。プラマックはミラーの後任として、現在Moto2を戦っているホルヘ・マルティンかエネア・バスティアニーニを起用したいと考えているからだ。
契約を明らかにしていないKTMについても、現在所属している4名のライダーから選ぶ意向を示しているため、ペトルッチがMotoGPに留まるための選択肢はアプリリア移籍となるだろう。
ただそこにも疑問は残る。アプリリアは既にアレイシ・エスパルガロとの契約延長が目前。そのためアンドレア・イアンノーネのドーピング疑惑による出場停止処分が解除されるかどうかが、ペトルッチのアプリリア加入を左右すると見られているのだ。
MotoGP残留が叶わなかった場合、ペトルッチはスーパーバイク世界選手権のドゥカティファクトリーチームへ移籍する可能性もあると考えられている。
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