ペトルッチ、スズキGSX-RRを満喫「このバイクなら、MotoGPキャリア終わってなかったかも」
MotoGPタイGPでジョアン・ミルの代役としてスズキから参戦しているダニーロ・ペトルッチは、初GSX-RRのライディングを楽しめたようだ。
MotoGP第17戦タイGPでは、ダニーロ・ペトルッチがジョアン・ミルの代役としてスズキからMotoGPに復帰。初日の走行は楽しめたようだ。
ペトルッチは2021年シーズンまでMotoGPに参戦。2021年はテック3・KTMから参戦していたがシートを失うと、2022年はダカール・ラリー、MotoAmericaに活動の場を移した。
急遽ミルの代役としてタイGP参加が決まったため、スズキのGSX-RRに乗る間も無く彼は現地入り。2013年のイオダ・スッター以来となる直列4気筒エンジンのバイクを、ぶっつけで操ることになった。
最終的に、ペトルッチは初日フリー走行で2.4秒差の総合24番手タイムをマーク。差はあるものの、ペトルッチは”レース出場”すら難しいと考えていたため、この結果には驚かされたという。
「タイムアタックはミスをしたけど、大丈夫だ。今朝(FP1)は最後尾じゃなかったから凄くハッピーだった。午後(FP2)もトップから1~1.3秒差で終えることができると感じられたから、大丈夫だ」
初日の走行を終えたペトルッチは、そう語った。
Danilo Petrucci, Team Suzuki MotoGP
Photo by: Gold and Goose / Motorsport Images
「前半ふたつのセクターのハードブレーキングで苦戦している。それ以外の部分では、リーンアングルは凄いし、コーナースピードは凄いしで、バイクは本当に信じられないほどのモノだった」
「このバイクについて学ぶ必要があるのは確かだ。あと、僕は体格も体重も他のライダーとはかなり違っているから、チームも僕について知って貰う必要があるね」
「今日は凄く怖かったし、凄くエキサイトもしたし、とても興味深かった。だからとても満足しているよ」
「自分は遅いだろうと思っていたから、今朝晴れているのを見た時には『これはレースに出れないかも』と思ったんだ。でも最終的には2秒差で終えることができた。これは大体で僕の去年(2021年シーズン)のポジションだったよ!」
なおペトルッチは2021年にスズキのマシンに乗っていれば、MotoGPキャリアは終わっていなかったかもしれないと冗談めかしながらも語るなど、GSX-RRに好感触を感じているようだった。
「このバイクで去年レースをしていたら、MotoGPでのキャリアは終わっていなかったかもね。GSX-RRでのライディングは凄く楽しめたよ」
「本当は、もっと遅いかもしれないと思っていたんだ。でも実際には、他のライダーよりはちょっと遅くとも、超離れているわけじゃなかった」
「ポジションやエルゴノミクスに関しては、これが初の日本車だし、かなり違っている。そんなお金はないけど、手持ちがあればこのバイクを買っていたよ!」
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