KTMでも勝ってやる! 「大チャンスあり」とペトルッチ、2019年から成長に注目
テック3・KTMへ移籍したダニーロ・ペトルッチ。彼は2019年シーズンの時点でKTMが大きく進歩しつつあったと認識していたと明かし、今季は優勝を目指すと語った。
写真:: KTM Images
2021年はドゥカティからテック3・KTMに移籍してシーズンを戦うダニーロ・ペトルッチ。彼は遡ること2年前、2019年シーズンの時点でKTMの進歩を感じていたという。
ドゥカティ陣営で長く過ごしてきたペトルッチは、今季からKTM陣営へと活躍の場を移すことになった。昨年はドゥカティのファクトリーチームで2年目……存在感を示したいとことだったが、新型コロナウイルスの影響でシーズンが中断されてしまったことで、レースで実力を示す前に移籍が決定してしまうことになった。
2月12日にはKTMファクトリーチーム、そしてテック3のチームローンチイベントが実施され、ペトルッチもオレンジ色のKTMカラーのウェアをまとって登場した。
MotoGPではドゥカティで2勝を記録しているペトルッチだが、KTM陣営への移籍がどう出るかは未知数。テック3で今まで以上の結果を残せると期待しているかどうかをペトルッチに尋ねると、彼は次のように答えた。
「たしかにここ2年、僕は1年に1勝ずつできていた」
「2019年の終わりの時点で、彼らのアップデートを見て、KTMの進歩を信じたのは僕が最初だったと思う」
「だからドゥカティ陣営で6年間を過ごして、今度はKTMのような別のメーカーへと参加できるのは、大きなチャンスだと思った。特に2019年の後半にかけて進歩していることが確認できていたし、2020年シーズンは初めからマシンがとても速くなっていたからね」
「彼ら(テック3)は(2020年の)レースで2度勝っている。だから僕にとっては、とてもとても大きなチャンスがある」
「だから目標は、KTMと一緒にまた優勝することなのは確かだ。つまり、少数のライダーしか行なえていない、複数のメーカーで優勝するのが目標だ。これはとても挑戦的な目標だけど、それこそが僕のしたいことだ」
またペトルッチはテック3移籍によってファクトリーチームのライダーではなくなったとしても、KTMが提供するサポートなら、上位でライバルと争うことが可能だと語った。
「前もそうだったかも知れないけれど、プラマック時代のように(ファクトリーチームと)同じマシンを手にしていれば、上位争いは可能なんだ」
「それに例えばミゲル(オリベイラ)は去年テック3で2勝している。プレッシャーという面では気にしていないよ。僕が完全なファクトリーマシンを手にしていているんだからね。だから先頭集団に留まる必要があるけど、ファクトリーのふたりよりもプレッシャーが多いわけでもない」
「(サテライトチームとファクトリーチームとで)有利不利は無いと思う。僕らはバイクについていえば皆同じ技術的水準にあるからね。残念なことに僕は一番老けているけど、その分経験も多いんだ」
「MotoGPでは他のバイクも乗っているわけで、多くの経験からフィードバックできると思う。ファクトリーと比べても何も大差は無い。つまり、僕らもファクトリーサポートを受けているようなものだ」
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