オランダGP初日トップのビニャーレス、“クアルタラロ・セッティング”のコピーが効果あり?
ヤマハのマーベリック・ビニャーレスはMotoGPオランダGPの初日を総合首位と、最下位に終わったドイツGPから一転した好調な形で終えた。曰く、コース上で自分のやりたいことをできているという。
写真:: Gold and Goose / Motorsport Images
TTサーキット・アッセンで開催中のMotoGP第9戦オランダGP。その初日走行はFP1がドライ、FP2が主にウエットコンディションで行なわれたが、そのどちらでもマーベリック・ビニャーレス(ヤマハ)がトップタイムを記録した。
ビニャーレスは前戦ドイツGPでは完走した中で最下位となる19位を記録。チームに対して怒りを露わにする場面もあり、現在自分はデータ採取のみを行なうライダーのように扱われており、“リスペクトに欠ける”と批判していた。
連戦となるオランダGPで、彼は好調なチームメイト、ファビオ・クアルタラロのマシンセッティングと同じものを使用するつもりだと明かすなど、苦しい状況の打開策を求めていた。
そして迎えたオランダGP初日、それが功を奏したのか好調な走りを序盤から披露。前述のようにFP1とFP2ともにトップタイムで初日を終えた。
ビニャーレスは初日を振り返ると、マシンは良い状態で、コース上では好きなラインをとって、思い通りに走ることができていると、チームのプレスリリースで説明した。
「今日はとても順調だった。むしろこれほど強く速く走れるとは思っていなかったというのが正直なところだ」
「FP1では、20ラップ走り込んだタイヤで1分33秒0台まで短縮でき、本当に速いタイムだと思った。FP2はクルーズする感覚で、マシンをより理解するための作業に取り組んでいたんだけど、その状況での1分33秒2は非常に良い記録だと思う」
「マシンは既に良い状態で、ほぼ思い通りの走りができるし、好きなラインをとることが可能だ。それがこの好タイムに繋がっているんだと思う」
オランダGP初日を絶好調で終えたビニャーレスだったが、この日はMotoGPのTV中継の取材に応えたのみで、予定されていた取材などは全てキャンセル。ヤマハ側の説明によると、取材中止は“疲労”によるものだという。
今シーズン、ビニャーレスは開幕戦カタールGPで優勝を果たしたものの、それ以降は表彰台を獲得できていない。状況を変えるため、ヤマハは第7戦カタルニアGPでビニャーレスを担当するクルーチーフを変更するという大鉈を振るい、現在はシルヴァーノ・ガルブゼラがビニャーレスのクルーチーフとなっている。
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