好調続くKTM、真の戦闘力はマルケスとの比較次第? エスパルガロ弟が慎重姿勢
ポル・エスパルガロは今季のKTMのマシンが示すペースが信じられないモノだと語りつつも、王者マルク・マルケスとどのくらい戦えるかを見てみたいと期待を見せた。
写真:: Gold and Goose / Motorsport Images
MotoGPの2020年シーズンは、王者マルク・マルケス(レプソル・ホンダ)の負傷欠場が続いていることで、これまでとは違った様相を呈している。
ファビオ・クアルタラロ(ペトロナス・ヤマハSRT)の開幕2連勝はもちろんのこと、第4戦チェコGPでルーキーながらブラッド・ビンダー(KTM)が初優勝を収めたこともそのひとつだ。
今季でMotoGP参戦4年目となるKTMは戦闘力を上げており、ビンダーの手によってクラス初優勝を達成。続くオーストリアGPでもポル・エスパルガロが優勝も狙えるペースを示すなど、彼らの存在感が大きくなっている。
そのエスパルガロは来季、チャンピオンチームであるレプソル・ホンダへの移籍が決まっている。
彼は昨季から今季の間で、KTMが進歩していると認めているが、それが本当に革新的なものだったかどうかは、今は不在のマルク・マルケスと対決しなければわからないと言う。
「あまり多くのことを変えたようには感じていないんだ」
第6戦スティリアGP初日をトップタイムで終えたエスパルガロはそう語った。
「まだ僕らがこんなに速いとは信じられていない。ネガティブにはなりたくないし、いつもポジティブでいるんだけど、今はグリッドで最速の男がここにいないんだ」
「マルクが不在だし、僕としてはベストなライダーと比較したいと思っている。でも彼はいないから、彼と比べてどうなのかは不明だ」
「中上(貴晶/LCRホンダ)は今日とても速かった。そしてマルクは普段なら彼よりも速いんだ。僕らがかなり好調なのは事実だ。でもそれは見た目通りなのか、ということだ」
「これこそ僕の理解できていない疑問なんだ。僕らにはまだレースがあるから、違った場所でどうなのかを見てみよう。ヘレスではここ(オーストリア)やチェコほど良くはなかったからね。だから僕は落ち着いて、地に足をつけていたいと思う」
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