目指すはランク3位以内? エスパルガロ弟、ミサノ初日好パフォーマンスで自信得る
KTMのポル・エスパルガロはミサノ・サーキットでも競争力を発揮できていることから、今季のランキング3位を狙うモチベーションに繋がったと語った。
写真:: Gold and Goose / Motorsport Images
2020年のMotoGPはKTMが大きく競争力を上げ、チェコGPとスティリアGPで勝利。参戦4年目にして優勝争いの候補となった。
そしてミサノ・サーキットで行なわれるサンマリノGPを迎えると、初日はポル・エスパルガロ(KTM)が総合4番手、イケル・レクオナ(テック3・KTM)が総合5番手に入るなど、今回も速さを見せている。
しかし、エスパルガロとしてはミサノでこれほどの競争力を発揮できるとは期待していなかったという。
「僕らがこのレベルに到達できるとは思っていなかった」
エスパルガロは初日をそう振り返った。
「でも、ちょっと落ち着く必要がある。オーストリアのようには行かないと思うんだ。ヤマハはペースで優れているし、とても速い。もちろん、僕らも去年よりとても良くなっているけどね」
「ブルノやオーストリアを再現できると思うと嬉しいけれど、まだ今日は初日に過ぎないから落ち着かないといけない。でも僕らには良いレースをできるチャンスがあると思う。勝つとは言わないけど、トップ5には入れると思う」
現在エスパルガロは35ポイントを獲得してランキング10番手。チームメイトのブラッドビンダー(4番手/49ポイント)からは少し離されてしまっている。
しかしミサノでもパフォーマンスを発揮できていることから、最終的にランキング3位を目指すモチベーションが湧いているという。
「チャンピオンシップについて、とてもポジティブな考えをもっているんだ。僕らはトップ(ファビオ・クアルタラロ/70ポイント)からは少し離れているけど、2回ノーポイントがあったからね」と、エスパルガロは言う。
「おそらく今季をトップ3で終えられる可能性があると思う。それはとてもモチベーションを掻き立ててくれるものだ」
またエスパルガロはヤマハ勢が新路面の情報を持っていない状況ですぐに速さを発揮したことには驚かされたと語った。なおKTMやドゥカティは再舗装されたミサノ・サーキットでテストを行なった上でグランプリに臨んでいる。
「正直に言って、ヤマハ、特に(マーベリック)ビニャーレスが朝から非常に速くてちょっと驚かされたよ」
「彼らはここで速いこと、YZR-M1が上手く機能することを知っていただろう。この2レースにとても期待しているんだ」
そう語るエスパルガロ。彼はヤマハ勢がチャンピオンシップの混戦を抜け出すためには、ミサノ連戦での好結果が必要だと指摘した。
「この先、彼らに合ったサーキットはあまり残されていない。だから彼らはここで多くのポイントを稼いで、ドゥカティや僕らに対するアドバンテージとする必要があるだろう」
「1周では彼らは非常に速いし、レースペースでも他を上回っている。彼らに対抗して何ができるか、見てみよう」
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