エスパルガロ弟、初日クラッシュは『使えない』ミディアムタイヤを履いたから
KTMのポル・エスパルガロはMotoGPエミリア・ロマーニャGPの初日に転倒を喫したが、“使えない”ミディアムタイヤを使わざるを得なかったことで引き起こされたものだと語った。
Pol Espargaro, Red Bull KTM Factory Racing
Gold and Goose / Motorsport Images
ミサノ・サーキットで行なわれているMotoGP第8戦エミリア・ロマーニャGP。その初日FP2において、KTMのポル・エスパルガロはセッション序盤に転倒。怪我こそ無かったが、セッション時間は無駄にしてしまった。
エスパルガロはこの転倒について、今シーズン好んで使用しているハードのフロントタイヤが5本しかないため、ミディアムタイヤを使わざるを得なかったと語っている。
「僕らはこの週末に使えるハードタイヤは5本だけだ。(ハードを使用すると)僕はブレーキングで安定するんだ」と、エスパルガロは説明する。
「FP1の終わりに1本使うことができて、とてもいい感じだった。でも日曜日に向けてバックアップが必要だから、温度の上がる午後のFP2でミディアムを使う必要があった。そして僕は、このタイヤが使えないと思っている。でもハードは十分な数がないからこれを使う必要があるんだ」
「セクター3に向かって、ターン11、12、13とあるけど、そこは通常なら僕が最速の場所のひとつなんだ。でもミディアムではラインを保てなくて、大きくロックさせてしまって、直進せざるを得なかった。スピードは出ていたしクラッシュは必然だった」
その後エスパルガロは走行に戻り、最終的にFP2を5番手タイムで終了。チームメイトのブラッド・ビンダーが記録したトップタイムからは0.071秒差だった。
ビンダーは前戦サンマリノGPではQ2に進出することができず、レースでも12位と苦戦。彼はこのエミリア・ロマーニャGP開始前には「行き詰まっていた」と認めていたほどだったが、初日はトップタイムと大きく躍進した。
「FP2は本当に良かったよ」と、ビンダーは初日を振り返った。
「FP1で僕らはいくつかの問題を抱えていて、厳しい時間だった。でもFP2での改善に向けて何が必要なのか明確なアイデアがあったんだ。いくつか良い改善を施すことができて、FP2の最後の出走ではマシンは本当に快適に感じられた」
「ここ数日は、自分のフィーリングに行き詰まりを感じて、快適ではなかったんだ。でも全体として、そういったアイデアがラップタイムの改善を可能にしてくれた。良いステップを踏んで前進できて、とても満足しているよ」
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