エスパルガロ弟「タイヤの予想が完全に外れてしまった」ホンダ初PPから5位に悔しげ
レプソル・ホンダのポル・エスパルガロはMotoGPイギリスGPでポールポジションスタートだったが、使用したソフトタイヤが最後まで保たなかったと語った。
Pol Espargaro, Repsol Honda Team
Dorna
シルバーストン・サーキットで開催されたMotoGP第12戦イギリスGPでは、レプソル・ホンダのポル・エスパルガロが、ホンダ移籍後に始めてのポールポジションを獲得した。決勝では表彰台を獲得することができなかったが、彼曰くタイヤが限界に達していたのだという。
20周のレースがスタートすると、エスパルガロは序盤からライバルに追い立てられる展開となった。兄のアレイシ・エスパルガロ(アプリリア)やファビオ・クアルタラロ(ヤマハ)の追撃にさらされると、5周目に先頭をクアルタラロに奪われ、そこからは表彰台圏内での争いがしばらく続いた。
ただレース後半になるとライバルを抑えきることができず後退。最終的には5位でのフィニッシュとなった。それでも、彼にとってホンダでのベストリザルトだ。
エスパルガロは今回のレースについて、もっ良い結果を期待していたものの、タイヤが限界を迎えてしまったことで、表彰台を逃してしまったと語った。
「間違いなく、もう少し良い結果に値したと思う。そうなるべきだった」
ホンダでの初表彰台のチャンスを逃したことにガッカリしているかと訊かれると、彼はそう答えた。
「僕らはリヤにソフトタイヤを選んだことについてはよく理解していた。レース中盤まで楽しんで、それからどうなるか……そう思っていたんだ」
「つまり僕らの予想は外れたということだ。タイヤの右サイドはレース半分の距離を過ぎた辺りから相当ダメになっていたんだ」
「リヤがロックしてしまうし、動いてしまうしで、高速コーナーへのエントリーで速度を上げることができなかった」
「もっといい結果を望んでいたのは確かだ。僕はトップグループと並ぶ速さを持っていたと思うからね。ファビオほどではなかったかもしれないけど、表彰台は確実に可能だったと思う」
今回、ホンダ勢は4名全員がリヤにソフトタイヤを選択していた。一方でライバル達はミディアムを選択している状況だった。エスパルガロはこうした状況について、現在のホンダが抱えているマシンのグリップに関する問題を示すものだと語った。
「快適に走っていて、ある段階では兄やアレックス(リンス/スズキ)も捕まえることができていたけど、彼らには突き放されてしまった」
「でもタイヤが終わってしまって、結局こういう結果になってしまった」
「ホンダ勢4台がリヤにソフトを使っていたけど、(ソフトは)僕らだけだった。この事実は僕らの典型的な状況を示していて、他メーカーと同じとはいかないのが分かる」
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